@青山CAY

細野さんのレーベル、デイジーワールドの関係者によるパーティー。去年の夏も六本木でやったが、コンサートやライブでは緊張してしまうのでやる方も見る方も気軽に楽しめるようにと言うことで、チケットも作らず、直前の告知で何が出るかわからない、みたいなノリのイベントである。

今回は旧正月と節分を祝おうということで、細野さんの「乾杯」からはじまり、ライブじゃないですよと念を押しつつユルユルとスタート。トップの寒空はだか君の漫談の後が僕らの出番。
高遠彩子はあでやかな着物で登場、正月っぽいと言うか宴会っぽさを出したわけだが、やはり雰囲気はすっかり「ライブ」になってしまって、緊張感が出てしまう。
なので、一曲「お富さん」のカバーをソロで。
ライブでもたまにやるが、その時も「余興」という設定でやっているので「おふざけ」的に見てもらえればと思ったが、果たしてどうだったか。

その後もユルユルとセット変えをして、途中豆まきなどはさみつつ、ワールドスタンダードが出たり、青柳拓次君や伊藤ゴロー君が出たり、細野さん臨時グループが出たりと宴は進み、ラス前に池袋の芝居後に駆けつけた清水宏が盛り上げて、「幸せハッピー」で無事終了。

詳細の告知はなかったものの、チャージ1500円と格安だったので入れない人が出るのではと心配だったが、なんとかパニックにはならずに終わって良かった。

今回は細野さんがバンドの「The Night They Drove Old Dexie Down」をカバーしたのが印象的。漣君からやろうと言われていたからだそうだが、前夜、詞を訳して日本語の歌詞をメインにしていてびっくり。リハ無しだったので開演前に伊賀君に譜面を見せて打ち合わせをしていた。

僕は細野さんと違って、ふだんあまり音楽を聴かない。「神楽漬け」にしたかったので意識的に新しい音楽を追いかけることもしなかったので、時々高速バスの中などで暇をもてあましiPodを手にしたときに何を聴いていいかわからなくなることがある。
そういうときは「The Band」ばかり聴いていたので、この曲は大大大好きな曲。細野さんがこれを歌うなんて!!東京シャイネスでやって欲しかったよお!!!

しばし「ロビー・ロバートソンの曲は深いですね」というような話しを。「この曲にはちゃんと音楽のマジックがある」と細野さん。「あらためて歌詞を訳してみたら南北戦争の兵士の歌だったんだよね。こんな事を歌っていたのかと思ってさ。ちょうどオバマが大統領にもなったことだし」ということも言ってた。
いつも深いところを考えている師匠にまた脱帽したのでありました。