@スーパーデラックス

micabox2009-01-22

いつも「カラフルロスタイムショー」をやっている六本木のスーデラで、中沢新一さんと芸術人類学研究所の石倉敏明君がトークで出演するというライブイベントがあったので顔を出す。
テーマが山伏で、主旨は「山伏という存在を知り、新しい旅学を考える」というようなもので、「山」を霊的なものとして捉え直そうということらしいが、「山登り」を見直すんだか「山」を見直すんだか、それとも「山伏体験をしよう」なのか、いまいちよくわからなかった。でも、若い人たちがこういうことに注目し始めたと言うことは感慨深い。

メインのトークに登場してきた中沢さんと羽黒修験者の星野尚史さんは、初心者相手にわかりやすい解説をすると言うよりも、軽〜いノリで煙に巻きつつ、時折核心に迫る深い発言をするという中沢さんらしい「芸風」で「真面目」な主催者をちょいと戸惑わせていた。

トークの後はライブというプログラムだったせいもあるのだろうけど、かなり大勢の人が来て、主催者の観客動員力に驚く。
もうちゅっと焦点を絞って欲しいという気もするが、この流れがどのように展開していくのか楽しみなイベントだった。