高鍋神楽@日本青年館

明日の「お神楽ナイト」の最後のお願い告知をしなければならないのに、昨日の日本青年館での宮崎県の高鍋神楽のお囃子が良かったんで紹介します。
ちょうど一年ほど前に高鍋神楽の系統である都農神楽を見て「面白いお囃子があるなあ」と思ったんだけど、昨日たっぷり見て、その様子がずいぶんわかりました。

各地の大半の神楽にある「同じフレーズの繰り返しによるトランスへの誘導」とは違い、また早池峰系神楽にある「めくるめくパターンや速さが変わっていく陶酔感」とも違い、どちらかというと「ズラしたり変化したりで弄ばれる快感」という感じかな。
舞の足に合わせて太鼓を叩き、太鼓の叩き方で笛がついていっているパターンがあるな、ということはわかったんだけど、そのパターンが舞の進行によってオマケが付いたりつかなかったり。

前半と後半でお囃子が変わる演目が多く、そのときは笛の吹き手も替わる場面があった。全体長いし、ひょっとしたら「持ち曲」がそれぞれあるので交代するのかも。
そして笛のピッチが微妙に違うので交代した時の気持ちよさ。手作りの笛の場合、他の神楽でもよくあるけど「変態神楽マニア」はこういう瞬間にもゾクゾクするのであります^^;

そして曲によってシンバルのパターンがかっこよくてね。
太鼓とちょっとズラして。こんなグルーヴ感、江戸時代からあったんだなあ。ということで動画はそのシンバルを聴いてください。

https://youtu.be/ee1fsH9-P3M