黒森神楽北上巡業 2019.02.03 「打ち鳴らし」

2月3日の黒森神楽の「打ち鳴らし」です。
舞のない奏楽と歌だけの演目でほとんどが神楽の番組の最初に行われます。
「太鼓始め」「座付き」などの名前でも全国いろいろの神楽で見られます。先週紹介した戸下神楽の「御神屋ほめ」もこのひとつ。
歌が付く場合、内容を詳しく考えると難しくなるので簡単に言うと、神楽を始めるにあたっての「ごあいさつ」みたいなものでしょうか。
音による「清め」の意味もあるのではと思っていますが。
ただ、獅子舞などの芸能でお囃子だけ奏する演目を「御神楽」と呼んでいるところがあるので、神楽が成立してくる中での古い重要な要素のひとつでしょう。

それぞれの神楽のお囃子の基本が奏されるので戸下と黒森では全然違いますが、戸下はマニアックでしょうか^^;
黒森は誰が聞いても「かっこいい!!」と思うでしょう。
これだけの構成の13分の音楽、いつこの形になったのかとても興味ありますが、カッワーリーと同じくらい人気になっていいですね。
ぼくが札幌から東京まで「北斗星」に乗ってヌスラット・ファテ・アリ・ハーン聞きに行った頃もこれをやってたわけで、もっと早く出会いたかったけど、これもまた人生。

黒森神楽「打ち鳴らし」@北上巡業2019.0203 - YouTube