京橋アートスペース繭

micabox2009-03-25

去年、連れ合いの宮迫千鶴さんを亡くされた谷川さんが久しぶりの個展を開くというのでオープニングに顔を出した。
静物・船・ノスタルジア」というタイトルの新作展で、すべて2009年のもの。
なにしろ、「うーん」と唸ったり、悩んだりして絵を描くような芸術家ではなく、スラスラスイスイと鼻歌交じりでどんどん描けてしまうらしい。
http://www.artspace-mayu.com/tanikawa-3/tanikawa-3.html
「船・青い月」という作品には千鶴さんと思われるシルエットが書かれていてせつないが、いつもの飄々とした雰囲気は変わらない。
会場にはアーティスト仲間が大勢駆けつけて来ていて、僕なんか若造の部類だ。乾杯の挨拶は最近俳句に凝っているという浅井慎平さん。秋山祐徳太子さんの顔なんかも見えたりして。
4月4日までやっています。

どんどん人が増えてきたのと、知っている人もほとんどいなかったので早めに会場を出て目黒へ。
某企画の打ち合わせがてら、目黒の行きつけの「普通」の蕎麦屋で仲間と飲む。
けっこう大きいプロジェクトの話で、そのほんの一部に顔をつっこむのだが、企画が通ればまた面白い秋を迎えられそうである。