宮迫千鶴さんお通夜

micabox2008-06-25

@伊豆高原

曇りのち晴れ。石和から車を借りて河口湖、山中湖、御殿場、三島、伊豆の国を経て伊豆高原に到着。
千鶴さん自宅にて斎場へ行く前の棺にあれを入れよう、これを入れようと友人の魂の姉妹たちと夫で喪主の谷川晃一さんがワイワイとしているのをながめる。
千鶴さんが入れて欲しいものをそれぞれが受信していたようだ。
僕は千鶴さんが大好きだった石を「どこに置こうか?」と問われ、「壇中」とすぐに出たからこれも受信だな。

画家、エッセイストとしてバリバリの現役だっただけに、斎場に届いたたくさんの花の送り主もギャラリー系、メディア系、アーティスト系など多彩だ。
参列者皆が遺影の写真の素晴らしさに感嘆。まるで準備していたみたいに透明感があって美しい。しかも自宅で谷川さんが撮影したという。二人だけの撮影会の愛が写真からあふれ出ていて、これだけでもう、幸せな旅立ちだったことがわかる。
「皆さんもこんな風にしなさいね」と言っているようだ。

熊野からかけつけた自然農の友人は朝採った野菜を持ってきて、それも祭壇にかざられた。どんどん千鶴さんらしくなってくる。

そして通夜が始まる。宮迫さん夫婦らしく戒名はなし。僧侶による読経はあったがいたってシンプルなお通夜。喪主の挨拶は彼女が死を少しも恐れていず、死後の世界も確信していたことを飄々と解説。
たしかにもう少し生きて欲しかったが、祝福して送ってほしいと。

終了後別室でワイワイと飲食していたが、そのうち何人かホールに戻り、まだ安置されていた棺の前でサックスの演奏など始まりライブ会場のようになる。
演奏が終わったあとは祭壇の前でみんなで記念撮影。「チーズ、る!!」と言うかけ声で撮影が続いた。

そして宿に戻り、魂の姉妹たち、兄弟たちと2時過ぎまで飲んだ。