猿田彦神社・おむすびまつり 塩の道巡行

micabox2008-10-12

@伊勢
亡き宮司発案の「おむすびまつり」は、五月に催行した御神田での豊作祈願の田植えまつりに対応する収穫感謝祭ということで、今年から始めたもの。
どこでも秋祭りは収穫感謝であるが、古くからある田植えまつりや田遊びに対応させるというところが重要だ。
http://d.hatena.ne.jp/micabox/20080505
そしてこれまで行ってきた「おひらきまつり」にも対応している。「むすんでひらいて」「ひらいてむすんで」という関係である。

そしてこの「おむすびまつり」は地元の米と水と塩をそれぞれ猿田彦神社まで運んできて、ご飯を炊き、おむすびをつくって神事をしてからみんなでいただくという内容のもので、われわれ猿田彦大神フォーラムはそのしおを運ぶ担当となり、「塩の道巡行」というものをしたのである。
これはまた97年の遷座祭の沖縄-霧島-高千穂-出雲-伊勢という巡行祭に対応した「ミニ巡行祭」の意味でもあったのだ。
対応ばっかりしているね。

さて、僕たち巡行隊は6時半に二見の旅館潮香苑を出発。珍しく快晴。5時半に鎌田東二京大教授とフォト霊師須田郡司のふたりが神崎(こうざき)岬へ禊ぎのために出発していたのであとを追う形で、ぼくらはまずその手前の海岸を目指す。僕は副隊長である。


潮香苑から海岸沿いに歩いて、二見興玉神社を経てその海岸へ。二見では古来より塩を作って神宮に納めていたわけだが、この海岸は今、二見の「岩戸館」という旅館が作っている「岩戸塩」という天然塩を作る海水をとっている海岸である。ここでこの禊ぎから戻ってきた二人と合流してまず奉納演奏。朝食。
そして、その後は神社三ヶ所を経由して猿田彦神社をひたすら目指して、歩く、歩く。途中で二回奉納演奏をするが歩かないのはその時間だけという感じ。しかも10時半到着目標なので早足である。

この「おむすびまつり」が決まる前に「二見から宇治山田の神社まで歩きたい」と言い出したのは僕だけど、その時のイメージはゆっくり歩く「散歩」のようなもの。
距離はなんだかんだで12,3kmということなので早足は疲れたです。
でも目標時刻に無事に猿田彦神社に到着。米と水と茶が合流して釜でご飯が炊き始められた。

夕方には細野さんたちも到着。夕方に昇神の神事をしてから奉納演奏をして、おむすびをいただき、「おむすびまつり」は無事終了。
今年が第一回目のこのまつりは「おひらきまつり」に代わってこれからも行われていきます。