伊勢

micabox2009-10-12

12日、伊勢、猿田彦神社へ最後の猿田彦大神フォーラム参加のために行く。昨年宇治土公貞明宮司が亡くなられてから神社の方針が変わり、神社をスポンサーにしてのフォーラムの存続が不可能になったのである。
いつもなら拝殿か御神田でやらせてもらう奉納演奏も、今回は助成研究発表会場である講堂ということになった。
メンバーは雲龍さん、鳥居誠さん、木津茂理さん、そして鎌田東二さん。10分ほどだが濃密な演奏が出来たと思う。

終了後に二見浦の潮香苑というおなじみの宿に場所を移して最後の懇親会。
活動自体は別の名前にしてもなんとか自主的に続けていきたいという雰囲気になった。

継続が目的になるとよくないので、これはいい契機かもしれないが宮司を失うという代償はあまりにも大きい。
ほんとうにミラクルな信じられない12年間が、宇治土公貞明という一人の宗教者の熱意によって引っ張られてきたわけであり、ほんとうに宮司はサルタヒコだった。この功績はこれからもいろいろなところに「神体が現れる」ように出現してくることだろう。
そのひとつが『神楽と出会う本』だ。これは僕が担当した宮司のプロジェクトのひとつの結果なのである。

そのあと宮司の無二の親友の森下さんに誘われて宮司が常連だったスナックへ行き、深夜までカラオケにお付き合いをする。札幌に来た宮司とススキノで遊んだのがついこのあいだのようなかんじである。森下さんの喪失感と比べれば僕のものなんか微々たるものなのだろうが、森下さんがことあるごとに声をかけてくれるのがうれしい。宿に戻ってからもまたロビーで話が続いた。