@福知山

micabox2008-10-16


15日の神楽VJは、初めての人、リピーターの人などさまざまで、けっこう喜んでもらえたので調子に乗って11時まで、4時間やってしまった。

そして翌日は大阪のKさんに誘われて福知山へ。友達の友達という感じでこれまで何度もお会いしていたが、ダイレクトに会うのは初めてだ。今回は僕が大阪に来るということで、ありがたいことに誘っていただいた。
いろんな事情で管理することになったという福知山の家は、小さな集落の山に入りかけの、田んぼが終わるあたりにある古民家で、民宿や隠れ家レストランにしてもいいようなただずまいに改装してある。じっさい、ちょっと民宿っぽいこともしたそうだが「友達に来てもらって楽しんでもらう方が気が楽だから」とすぐにやめ、折々に知人友人を呼んでワイワイと楽しんでいるそうだ。

家は斜面に建てられていて着くとすぐに裏山へ。ここに栗がなっているのだが、落ちた栗がかなりイノシシに食べられていてガッカリしていた。それでも栗拾いをしたら大きな栗がたくさん拾えた。丸々とした丹波栗である。この家に来る途中では農家直売の丹波黒豆大豆の枝豆を買ったが、これも丸々ぷっくりしていて今まで食べた黒豆枝豆はいったいなんだったんだ!?という美味しさ。丹波はいいなあ。遠いけど。
ぼーっと空を見ていたら変な雲発見。炎が上がっているような雲だった。縁起がいいかんじである。

そして暮れゆく里を眺めながら縁側で酒宴。遠くでキツネが啼く。Kさんはライフルの免許を持っているのでかつては猟もしたらしい。今はオモチャの鉄砲で遊んでいて、僕も撃たせてもらった。空き缶を狙っていると子供の頃の感覚を取り戻す。
裏には菜園があり、恩師のために作ったという陶芸の工房小屋もあれば、自分の秘密基地にはメッサーシュミットがシートかぶってたりして、これぞまったく「男の隠れ家」だ。
うーん、こういう人がいるとは雑誌とかで知ってたが、これまでおつき合いがなかったから新鮮で驚いちゃう。

丹波は美味しいものがとれるだけに昼と夜の温度差が大きい。すっかり暗くなってからは家の中に入ってコノワタなどでチビチビと飲る。なんか大人だなあ、僕も。
楽しく話しをしていたらアッという間に深夜になってしまい、「お風呂にどうぞ」。おー、なんと離れにあるのは手作り露天風呂でジャグジーではないか。
僕も今までいろいろリッチな家に泊まったことがあるがこのKさんのとこが一番面白くて楽しい。やたら高そうな骨董とファンシーなぬいぐるみが並んで飾ってあったり、池にいるのが巨大化した金魚だったり、このお風呂も檜じゃなくてFRPだし。露天の目隠しとかいろいろ手作りなのもほのぼのだ。
ちょいとさみしい気もしたが、贅沢に一人で風呂に入り一人で離れにて就寝。ぐっすりと寝た。