なんだかなあ

札幌の自宅に戻って5日目。涼しいのと安心感で熟睡、爆睡の日々。緊張のせいか出稼ぎ中には出てこなかった疲労の症状もいろいろ顕在化したが、なんとか復活しつつある日曜日の夜。
珍しく大河ドラマを見たのだが、何故見たかっていうと石和のばばさんの先祖が信玄の家来で、出てくるかもしれないからだったのね。

でもばばさんのご先祖様は出て来なくて、宴の席の場面に「諏訪太鼓」っていうのが出てきた。歴史ドラマとはいえフィクションなんだから何が出てきたっていいのだけれど、そこで演じられていたのは現代の「和太鼓グループ」の演奏だった。宮太鼓は皮を締め直せるように端っこを(僕に言わせるとみっともなく)残してあるやつだったし。
やっているのは御諏訪太鼓というグループで、http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=7223NHK大河ドラマにはよく出ているらしい。

うーん…。時代考証は無しってことでいいのかな…。
こういう太鼓演奏をほんとに戦国時代にやっていたと日本国民は思っちゃうよ。

出演した御諏訪太鼓は戦後の創作太鼓ということをはっきり名乗っているので、御諏訪太鼓には責任はないよね。ここでの演奏そのものも時代設定を抜きにすれば品があって悪くなかったし。

今、ワイドショーネタになっている相撲のように「伝統は作られる」ものだけど、大河ドラマの影響力を考えると、この演奏スタイルが戦国時代からの伝統に思われたなら、これは看過できない。
なんて思うのは僕だけだろうけどさ。

どうせフィクションなら、プリミティブなかんじで「こんなことをしてたのでは」というやつにしてほしかったね。時代考証もした「陰陽師」みたく。

なわけで、ちょっと疲れが戻った夜でした。