八王子キャンパス

芸術人類学研究所の横尾さん講義を見てきた。中沢さんとの対談形式だったが、すごく面白かった。
10年ぶりに会った横尾さんはもう70才なんだけど少年みたいで、自分では「ちゃんとした老人にならないと生きたことにならない」みたいなことを言っていたけど、昔風の田舎のジジはみんな子供みたいだからそれは伝統、横尾さんの年の取り方がうらやましい。髪もふさふさだし。
指さしながら絵の解説をしたんだけど、もったいぶるところ少しもなくて、裏話もボロボロ出てきた。
最近の作品に60年代のリメイクがあって、音楽で言うと「セルフカバー」みたいなもんだけど、打ち上げで聞いてみたら最初に書いた頃の気分が甦ることはないそうな。
「あの頃は書きたいように書いていたけど、それを同じように書くのはむずかしい。昔の方が上手かったし」って。
僕は昔の絵を描き直すことで若返っているのかと思ったんだけどね。
やっぱ宇宙人だな。