「全国神楽シンポジウム2019」の講演録が届きました。

去年11月の「全国神楽シンポジウム2019」の講演録が届きました。あの頃は世界中がこんなふうになるなんて思っていなかったわけで、いろいろ思いが巡るけど、参加した自分としては記録が残ってありがたいし、先生方の講演にはポストコロナの世にとっての示唆も多く含まれていて、結果的にタイムリーになった部分もある。

現代の感染症には科学医学に頼るのが第一だけど、医学者の誰を信じていいかの問題も見えてきた今日このごろ。
この状況に対峙する我々に、自粛する他には祈るしかないのか、祈りは通じるのか。
通じる、通じないはさておいて、大事なのは皆で「恐れ」や「祈り」や「希望」、時には「諦観」の気持ちを共有すること。支配者でしかない政権が信じられなくてもぼくらは信じ合える。

そしてその気持ちは古くからあった。疫病を恐れてこの列島で暮らしてきた先人が培って共有してきた境地、知恵が「祭り」であり「神楽」であり、そこで行われる「祈祷・祈願」である。

3.11から10年経たないうちにまた「祭りをやるべきかやらざるべきか」で悩む事態になってしまったが、この悩みも共有して現代の知恵を出し合って「神楽の可能性」を探りましょう。

この冊子、少し余分に送ってもらったけど、部屋飲みも一人だし、友達にも会えないので、会えるようになったら見てもらいましょうかね。これ、宮崎県から頒布されるのかしら。
明日訊ねてみよう。

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