2日から3日にかけて行ってきた。
2日はお昼に着くように同行のメンバー(韓国から駆けつけた晋州仮面劇フェスティバルのチョン・ビュンフンさんは今回が3回目)には無理してもらって早く出発しました。
なぜかというとお昼頃着けば早朝から準備をしていた祭りの中心的メンバーの宮人(みょうど)さんたちがお昼を食べているからです。
なんとか間に合って、花宿で途中買った弁当を一緒に食べさせてもらいました。もうちょっと早ければお味噌汁ももらえたかな^^; 煮物やお漬物もいただいて。
それで当然ながらヤカンに入ったぬる燗の「お神酒」が回ってきます。
祭りが始まってしまうと皆さん役目があって忙しく、飲んで談笑するような時間は取れません。
皆さんにとっても「この時間が呑むのに一番いいんだ」ということです。
伊勢の猿田彦神社の「おひらきまつり」に来てもらった時の話など花が咲き、「あれは最高だった」「泊まった旅館(麻吉)も良かったし」などと言ってもらえました。
来年から休止ということできっとたくさんの人が殺到するだろうと思い、せめてこの時間が過ごせれば最悪舞が見れなくてもいいや、なんてことを思ってたんです。
でもまあ、早く行ってここ数年の定位置を確保できました。神座に近くてよっかかれる場所なので必要なら笛もふけるし。舞庭からは離れてるけど。
で、やはりすごい人で神事の時から舞を見る人くらいの賑やかさ、しかもカメラ、ビデオ撮る人の多さ。さすがに舞からは舞庭で三脚使わないようにしてもらったようだけど。
だからほとんど定位置で過ごしたけど、少しだけ舞庭に降りて楽しみだった「うたぐら」も歌った。
そしていつもなら朝8時半から9時くらいに終わるのが結局12時に終了。なぜかというと、今年が最後っていう感じで「一力花」という祈願に応える舞の数がすごかったのと、何十年ぶりかで復活させた演目があったりしたからでした。「さいはらい」という味噌塗りの演目です。いつもの演目もそれぞれ力が入ってて、みなさんやはり「これが最後」のつもりでやっていたようです。
一力花はいろんな人が手伝ってて、ビックリしたのは他の地区、小林の人たちが小林の衣装、囃子で二曲、中在家の人たちも中在家の衣装、囃子で一曲舞ったんです。
また御園の清水靖くんも布川の一力に混ざって舞っていました。振草系の古戸や月は振草の中でも布川と同じ系統の舞なのでよくヘルプで混ざっていたけれど、大入系の人が混ざったのは珍しいというか、画期的かもしれない。
これを見て、「そうか、布川の花は休みでもよその花の一力花で布川の舞を舞う機会が出来る可能性もあるのだな」と思いました。これは一筋の光が見えたような…。
しかしまあ、人の多さよ。ぼくはその場にいれればそれでいいので、寄っかかりながらビデオのモニターを見上げて舞を見たりして。首がつかれた。
そして運転があるのでしっかり日付が変わったら酒はやめて4時間ほど寝ました。
どこの花祭りもいいけど、最初に行ったのが布川なので「刷り込み」があってね。布川の花に出会えて本当に良かったです。
ありがとうございました。
またぜひ復活を!!
滝祓い
高根祭り
撥の舞
一の舞
小林の舞
一力花の順の舞
最近は若い女子も舞う
榊鬼
湯ばやし みんな立つので見えない^^;
朝鬼
獅子
しずめ