諸塚神楽に行きませんか

只今京都滞在中。今夜は常磐の西方寺さんで内輪の集まりとして神楽VJ。半分は忘年会のようです。
2日の椎葉向山日添神楽、5日の都農神楽、9日の祓川神楽と見てきましたが、これらは結局個人的な探訪だったけど、今シーズンも高見さんと一緒の企画が行われています。

僕に申し込んでくれるお客さんがいなかったので、行かなかった神楽もあるけれど、来年確実に行く神楽は以下のふたつで、1月最終土日の諸塚・戸下神楽、2月第1土日の諸塚・南川神楽です。
一緒に訪ね、その夜だけは臨時の氏子としてお邪魔して地域の人達に混ぜてもらって楽しい一夜を過ごしませんか。
定員まであと4人くらいです。「行っちゃおう! 」という方はぼくにお申し込みください。


以下は高見さんのブログからの転載です。
九州・宮崎の神楽は、天孫降臨伝承・天岩戸伝承(大和王権樹立の物語)を骨格とし、五穀豊穣・狩りの豊猟を祈願して、来る年の幸いを願う集落の祭りです。古代国家創生の英雄たちに続き、土地神たちが次々に降臨し、深い山や森に抱かれた集落・黒潮の轟きを聴く海辺の村の物語などを語り継ぎます。神楽は、集落の氏神を祀る神社での神事のあと、降臨した神々が村を巡り、当夜の「神楽宿(民家または神社の境内に設営された御神屋)」に舞い入り、夜を徹して33番の「夜神楽」が舞い継がれるのです。神楽歌が歌われ、古格を保つ仮面神が次々に登場します。「仮面文化の十字路」ともいわれ、多くの情報を秘める「神楽」の現場を、長年、仮面の収集と研究を続けている「九州民俗仮面美術館」の高見乾司館長、日本のルーツ音楽を神楽に求め、全国の神楽を行脚している音楽家・三上敏視氏がご案内し、伝承者の皆さんや地域の人々と交流します。山郷や海辺の村に伝わる美味しい神楽料理や個性豊かな里人との出会いも、この旅の魅力のひとつです。

企画<5> 諸塚村「戸下神楽」
□2018年1月26日〜28日 
□参加費 15000円
◇行程
・1月26日 宮崎空港→午後4時頃までに「九州民俗仮面美術館」に集合。→仮面美術館でレクチャーと旅の料理人・林田による山郷(ジビエ)料理でお迎え。「花酒」「猪鍋」などを中心に。宿は高鍋町「ホテル四季亭(実費5400円程度)」「ホテルAZ(実費4800円)」を各自ご予約下さい。*宿またはJR高鍋駅までお迎えに上がります。
・1月27日 午前9時出発(宿までお迎え)→道の駅東郷で昼食を買い込み、諸塚へ→正午ごろ戸下着、弁当を食べる→午後1時より地区の白鳥神社で神事→お下り・村を巡り神楽宿(戸下公民館)へ→午後3時頃舞い入れ→神楽33番を舞い継ぐ
・1月27日 午前10時頃神楽終了→西郷温泉で温泉と昼食→宮崎空港

企画<6>諸塚村「南川神楽」
□2018年2月2日〜4日 
□参加費 15000円
◇行程
・2月2日 宮崎空港→午後4時頃までに「九州民俗仮面美術館」に集合。→仮面美術館でレクチャーと旅の料理人・林田による山郷(ジビエ)料理でお迎え。「花酒」「猪鍋」などを中心に。宿は高鍋町「ホテル四季亭(実費5400円程度)」「ホテルAZ(実費4800円)」を各自ご予約下さい。*宿またはJR高鍋駅までお迎えに上がります。
・1月3日 午前9時出発(宿までお迎え)→道の駅東郷で昼食を買い込み、諸塚へ→正午ごろ南川着、弁当を食べる→午後1時より地区の神社で神事→お下り・村を巡り神楽宿(南川・中尾地区公民館)へ→午後3時頃舞い入れ→神楽33番を舞い継ぐ
・1月4日 午前10時頃神楽終了→西郷温泉で温泉と昼食→宮崎空港
◇この企画は、「一般社団法人/九州学び舎(南阿蘇・長野良市主宰)」「九州民俗仮面美術館(宮崎・高見乾司主宰)」「伝承音楽研究所(東京・三上敏視主宰)」の共同企画として実行します。これまで別々に実施していた神楽フィールドワークが一つに合流し、実現しました。