11月の東京での神楽ビデオジョッキー

11月11日(水)は東中野・ポレポレ坐にて「お神楽ナイトvol.23 / 現代神楽の基礎知識part3」。
内容はフライヤーでご確認を。


11月13日(金)は三軒茶屋・カフェオハナにて。テーマは「神楽と民主主義」。
http://www.cafe-ohana.com/index.html

実のところ、里の神楽(祭)は民主主義がなかった中世からあるので、かつての「ムラ社会」を維持するための機能を持っていたり、トライバルな長老社会の要素もあったりします。


また「神楽は一部の人だけができるもの」として「敷居が高い」ものでもありました。
神事芸能であることと、この敷居の高さにより、何百年もの間、他の文化と比べると変化が少なくて済んだわけです。
結果的に世界的にも貴重なものとなりました。


そして、その変化とはおもに「その時どきの流行を取り入れた」ことや、「時代の変化、社会体制、権力者の変化にもしたたかに対応した結果」などになるでしょう。
だから今の民主主義のもとでも神楽は続いています。敷居も低くなりました。
文化大破壊の明治維新にもかなりやられたとはいえ、神仏習合の祭は生き残りました。


しかし今、明治維新以来の文化破壊が「国のために伝統文化を守る」という姿で始まろうとしています。
神楽や民俗芸能がが支配者に利用されないように、先人の魂を受け継ぎつぎながら、民衆として守っていかなければなりません。
そしてそのことが民主主義とコミュニティーの再生にも繋がるはずだし、「抵抗の象徴」にもなり得るでしょう。


ムヒカ前大統領が「祖先神・自然神・精霊たちと交わり、それを呪術的に展開する里の神楽」を見れば、「日本人もまだわれわれと同じ魂を持っている(部分がある)」と言ってくれると思います。
見せたいなあ。

「ムヒカ翁インタビュー」
https://www.facebook.com/micabox/media_set?set=a.914705215231709.1073741834.100000767161688&type=1