昨晩のたね蒔きジャーナル 2/15

2/15(水)

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、国会の事故調査委員会で、デタラメ氏こと斑目氏、指針に欠陥ありと謝罪しています。電源喪失を想定していなかったのは、日本ではやらなくていいという言い訳に終始したと言い、SPEEDIは原子炉のデータがなく、動いていたらうまく避難できたのは誤解とデタラメ氏言っているのです。上田さん、福島で取材を行い、SPEEDIがきっちり出ていればと皆さんお怒りです。

 事故の除染で出る中間貯蔵施設、1か所では足りないと、楢葉町が提案したのですが、ここでの受け入れではないのです。

 小出先生のお話、デタラメ氏の発言について、SPEEDIの問題、住民避難のためのシステムであるのに、これが動いていたら避難できたというのは誤解と言うのは、小出先生「分からない」、SPEEDIの解析に1時間かかり間に合わないとデタラメ氏言っており、何時間かかるのか分からないが、デタラメ氏、安全委員会は事故が起きたら速やかに避難させると100億円以上投入し、SPEEDIは事故から稼働しており、原子炉から放射能がどれだけ出ているか不明と言うのはデタラメ氏の言う通りで、SPEEDIは不完全だが、どちらに流れていくかはSPEEDIで分かり、出来ないというのは安全委員会が機能できていなかったことなのです。

 SPEEDIの予測による避難計画が間違っていたと言うのがデタラメ氏の言い分で、それなら責任を明らかにして、そういう人は刑務所行きにすべきと小出先生言われました。

 予測計算をしていたら間に合わないとデタラメ氏言っており、デタラメ氏8〜10kmの避難でいいと言っていたので、救いがないのです。

 どちらに避難したらいいかは、これでは逃げようがないのです。近藤さん、原子炉のデータなしと言うのは言い訳と言われて、こういう言い方が逃げと指摘され、放射能を測る装置が全部だめになることを想定しておらず、「想定外」と言うのは、根本的な言い方が間違いであるのです。

 今回は海に風が吹き、そこから風が変わり、北西に吹いたら雨で飯館村がやられ、今回のデータでSPEEDIを検証しないといけないとデタラメ氏いい、それなら住民を避難できない、原発は作ってはいけないと小出先生言われました。

 官邸にデタラメ氏がいたのに、SPEEDIと一度も言わず、デタラメ氏、SPEEDIの予測はどうなっていると怒鳴るべきなのに、やっていない、小出先生、それをデタラメ氏がやらないといけないのに、事故は「想定外」で、どうしていいか分からない、情報も出ない、命令系統も破綻し、そこまで頭が回らなかったのがデタラメ氏の真相の模様です。

 近藤さん、頭が回ったら原発はまだいいとなると指摘され、エラーなしなら原発OKとされていると指摘され、小出先生もそう思い、人間はエラーをする、エラーなしないならいいという想定はダメなのです。

 小出先生も事故の想定を行い、それは風向きが一定のものであり、これは事故の際に役に立たないのです。人間の想像外のことが起こるとしないといけないのです。

 デタラメ氏、やはりデタラメでした。これを、お伝えいたしました。


たね蒔きジャーナル、続いて、福島から放射能被害を心配して避難した人たちと、受け入れ先の会合が福島で行われました。福島の子供たちを放射能から守ろうと、このサミットの事務局長、吉野裕之さんのお話がありました。吉野さん、ご自身が家族を逃がして残っている人のために活動しているのです。

 吉野さん、2月11日、12日と、全国の避難者の受け入れ団体に集まってもらい、福島の子供が被曝する線量が増えるので福島県外に避難させるため、受け入れ先が必要であり、受け入れ態勢を整えるボランティアが全国にいるのです。この報告が11日なのです。自治体、市民団体が報告です。

 その後、分科会になりパネルディスカッションです。福島の人が子供をどう守るかを模索して、吉野さんも福島市におられて、小さい子供さんをお持ちで、吉野さん、福島市にいて、避難生活で、奥さんと3歳の娘を東京に避難させたのです。その後、京都に市営住宅を借りられて、そこへ奥さんと娘さんを逃がしています。安全な所への「母子疎開」が大半なのです。旦那さんは仕事、月に1回奥さんに会う、それはさびしいのです。吉野さん、地震原発事故で仕事がなくなり、今はNPO職員で、経済的に苦しい(今は家賃免除だが、それがなくなるのが不安なのです)。二つの家計を支えないといけない+交通費がいるのが自主避難なのです。

 家族を逃がすのに悩む暇はなく、奥さんの実家が東京にあり避難出来て、そういう知り合いがいない人が避難できていないのです。

 サミットで自治体の参加はあっても、国と東電はどうかと近藤さんが聞かれて、週末の保養(キャンプ)のプログラムをやり子供たちの面倒を見るのです。

 長い期間安定して移住するのが、取れるならベストで、しかしそれを取れない人がたくさんいる(共稼ぎ、介護の必要な人)ので、保養により、子供たちを外へ出したいのです。1日、2日でも原発から子供を離すのが大切なのです。連続して出るのがベストです。

 自主避難、国も東電も何もやっておらず、原子力災害支援に言っているものの、一定の支援はあるものの、それだけでは避難できないのです。実費の足しにもならないのです。

 福島の子供たちにいろいろな選択肢があるという実践になり、京都ではこういうプログラム、北海道ならこうと、安心なのです。

 福島の中で、子供を避難させたいのに、それを言えない雰囲気もあり、どこから情報を仕入れるかが個人まちまちで、保養として外に出る機会を作り、情報を共有するステップに出来る(いきなりの移住は無理)のです。みんな様子を見て、距離を持つこともあるのです。町内会で除染する、家の除染を助け合ってするのに、内部被曝が怖く除染はいやと思っても、みんなでやるとなると声を出せない。子供によっても、体調の悪い子も出て、そうでない子もいて、まとまったお話が出来ないのです。

 皆さんで苦しみを共有する中、苦しみから逃げると取られて、人間関係にひびの入る場合もあるのです。互いに認め合えないのです。

 考えの共用は、チェルノブイリの例があり、汚染のない環境で汚染のないものを食べて、免疫力を高める必要はあるのです。汚染地で闘える力を付ける必要があるのです。市民同士の連携が要るのです。市民同士の話し合いで、いろいろなものが出来るのです。

 福島から避難してきた人が、福島の外で本音を言えたと言う事例もあるのです。不安だと、初めて外で喋れた人もいるのです。自主避難している人たちがネットワークを作って成功しているのです。

 自主避難と言う言葉に、みんな納得しているのではなく、「自救避難」という言葉を使ったら、という提案もあったのです。本来は国、東電がすぐに救助すべきなのに、待っていられないのです。救う道を国も東電も作らず、それを市民活動をしている人が全国にいて、そのネットワークで支援してもらっているのです。宗教家とタッグを組むなどして、新しいネットワークも出来ているのです。大阪にも新しいネットワークがあり、支援団体は集まっただけで70、実際はもっとあるのです。

 長期間にわたり必要なネットワークで、市民が結びつく、企業も社会貢献したら、子供たちを考えている新しい公共なのです。国がなにを出来るのか、なのです。行政の出来ることもたくさんあるのです。早く実現するのを期待するのです。

 福島で闘っている人の声をお届けいたしました。