昨晩のたね蒔きジャーナル 12/14

12/14(水)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。


 原発のニュース、福島事故で、除染による廃棄物の中間貯蔵施設、双葉郡を候補地としています。来年度末を期限として設置します。30年以後福島県外で処分しますが、最終処分は技術を見て判断します。


 年間1ミリシーベルト以上のところを除染すると環境省が決め、重点調査地域として来年1月以降除染しますが、市町村は100以上になります。


 そして、小出先生のお話、政府が福島の避難区域を再編し、3つにする、年50ミリ、20ミリをポイントとして、50ミリ以上は帰りにくい(帰還困難区域、当然)、20ミリ〜50ミリは居住制限区域(数年住めない、除染して20ミリ以下にする)、49ミリのところ、除染では20ミリにはならない、机上の空論なのです。セシウム134と137が汚しており、134は2年で半減、50ミリシーベルトのところは除染せずとも減るのですが、20ミリ自体が、放射能を扱う人の限度であり、一般は1ミリが限度で、子供は超えてはいけないのに、20ミリ以下なら人が住めると政府が言いだしており、これは間違いです。


20ミリ未満は準備区域で、住民が帰れるようにインフラ(水道、病院)を揃えると言うのですが、早くても次の春以降、20ミリ未満は帰れるというのは、「日本が法治国家でないと宣言している」、1ミリ以上は住んではいけない、帰ってはいけないと言うべきで、国が土地を買い上げるべき、それをすると広大な地域を失う、それだけひどいことが起こり、原発はそんなにひどいとなり、それを認めたくないのです。


 SPEEDIのこと、これからの危険に備えて、福井に最大の原発があり、滋賀県がSPEEDIを使わせろと言っても認めない、「愚かな人たちである」、SPEEDIは万一の事故のためのものであり、福島事故に使うべきなのに隠した、今回は滋賀が予測に使わせてほしいわけで、十分に役に立つのに、国はそんな事故はあり得ないと言いたくて、使わせない、事故でも使わせなかったのです。


近藤さん、セシウムからは解放されない、大地を除染してもダメで、除染、インフラと人間が生きられると思わせるもので、汚染の少ないものを子供たちに与えるシステムが必要と、政府がすべきと言われて、小出先生も同じで、子供を守らないといけないのに、政府は汚染しているのを隠したい、そのため除染と言っているのです。政府に、まともな日本語を言ってもらわないといけないと近藤さん言い、小出先生、全ての人を逃がすべき、それをやると日本の国家がつぶれる、子供を守る気もない、被害は大したことはないと宣伝していると言うことなのです。


 この前チェルノブイリから帰った人、家を埋めている(火災対策)と言い、住民のために、何より対策が必要なのです。

 
 今日はSPEEDIと除染のことをお知らせいたしました。


続いて、ナベツネ氏に反旗を翻した元栄光(笑)の巨人軍GM、清武英利さんのお話がありました。清武さん、体重が一時5kg減ったそうです。東京のスタジオでの出演で、家族には話さず、弁護士に相談しての行動であったのです。


 これは逆提訴ではなく、予定されていた提訴であり、会社法の取締役の忠実義務違反で、名誉・信用を傷つけられたわけで、リスナーより質問もあり、第1回の会見のタイミング、日本シリーズの前にしたのかについて、日本シリーズが終わるのを待っていたら契約が進み、鶴の一声の人事が進行しており、それを待っていたら不当なコーチ人事が通ってしまう、コーチを守る立場で、ナベツネ氏に進言し、それでもだめで、他に方法があったら教えてほしいのです。


 清武さん、読売の社会部記者で、経済事件も特ダネを取り、巨人に出向し、全然違う世界で、期待されているのは、2004年8月、裏金事件(一場投手への裏金問題)で再生が必要になり、裏工作を排した編成が必要で、巨人は読売の政治部の人間が多かった中で、社会部の人間が長くやれと言われて、行ったわけです。


 巨人は読売の子会社で、会長が少々のことを言っても成り立つ、クライマックスシリーズ敗退によりこうなったと言うことについて、逆で、巨人は独立した会社でコンプライアンスがあり、コーチ人事も検討して社長、監督と話してやるものであり、それを渡辺氏に持っていくのだが、ひっくり返されたことはなく、コーチに内示して契約するのに、渡辺氏、コーチの名前も知らないのに、人事に口を出してきて、10月20日の人事を持って、渡辺氏のところへ行き、説明して、今年は競り合いに弱かったからと進言し、これがCSの結果で採用されるなら、説明しないといけないのです。


 CS終了は10月31日、渡辺氏が人事を知らないと言ったのが数日後であり、敗北の瞬間に内示をして、秋のキャンプも新しいスタッフでやらないといけないのに、口を出してきたのです。


 大変な実力者と事を構えるには協力者が要り、桃井氏、やっていられないと言い、11月8日、渡辺氏、コーチ人事を聞いていないと酔って話し、桃井オーナー、それで連絡し、憤慨して連絡してきたのです。11月5日、桃井氏に辞めてはいけないと言い、しかし桃井氏辞めると言いだし、盟友なので、自分も同調すると言い、桃井氏、申し訳ないと言い、どう辞表を出すかとなり、二人で思い切り出すのか、一言言ってから出すのかと相談し、しかし、桃井氏、情勢が変わり、変化して、清武さん、一人でやるしかないと言うことになったのです。


事を構えるのに桃井氏が必要かについては、不当なコーチ人事を止めるため、話し合ってダメとなったら止められない、コーチ人事は、コーチの信頼を失うとすべてが崩れる、現場で生きている清武さん、工場長のようなもので、裏切ったと思われたら最後なのです。


 渡辺氏、1,2年後に社長にするといい、桃井社長は任期2年、次だから我慢しろと言われたわけです。清武さんと渡辺氏の人間関係はあり、清武さんを抜擢したのは渡辺氏であり、リスナーより、社内決定が親族などの声で替わるのはしょっちゅうとの声もあり、清武さん、自分だけならいい、信用するコーチが、家族もいるし、選手はプライドが高い、彼らと接するときに「実は…」とは言えない、選手、コーチでこれだけ不当なことはなかったのです。これを我慢したら、社会部記者としてやってきた立場から、引っ込むわけにはいかなくなったのです。


 どんな思いで決めたのか、ポストで釣られた(1,2年で社長)とも言われたが、人生の座右の銘、志あれば負けはなし、勝ち負けは心の中にある、取締役でこの行動に出たのです。社会部デスクとして厳しく、人気はなかったとのことで、上司も警戒していたのです。


 これはお家騒動ではなく、球界にいい影響を与えてほしいと水野さん言い、不合理なことは企業社会ではあるもので、不合理に幹部、取締役はどうするか、問われているのです。


 4代続けてのアンチ巨人ファンとして、興味深いお話でした。これを、お伝えいたしました。