迎・旧正月

旧暦の正月を迎えました。
いつもは年賀状をいただいた方に、旧暦の年賀状を送っていたのですが、今年は見送りました。
やはり去年の出来事が大きすぎて、近親者に犠牲になった人がいたわけではないんですが、気持ちがどうしても「喪中」なんです。でも「喪中ハガキ」を出すのもヘンだし。ということで、今年はこのブログやメールでご挨拶させてもらいます。

いろいろ困難な問題が山積したまま新年を迎えましたが、なんとか、先人が築き上げて来たこの列島でのまともな生活を取り戻せるようにがんばりましょう。

神楽を見続けてきてわかったことは、明治以降、国家に都合の良い「日本」「日本文化」を押しつけられてきて、本当の伝統やこの列島での文明が断絶させられてきたということです。
でも、それに気がついて見てみればまだまだこの列島には細いながらも伝統がつながっているということがわかります。

去年の大災害と、国家の恥ずかしい限りの大失敗を教訓にして、子どもたちにまともな環境を残し、ほんらいの伝統を受け継いだ新しい文明を作りたいものです。

個人的には生活のスタイルが変わったので、自宅を移しました。2-11-1-26が1-13-4-3になり近所に移ったのですが、僕がほとんど東京にいることもあり、これまでの家は今の暮らしには大きすぎるのでダウンサイジングにしました。
まだ新しいかたちが確定していないので、転居のお知らせはあとあとのことになると思います。郵便はまだ自動転送されるのでこれまでの住所に送ってもらっても大丈夫です。宅急便も近所なので配達してくれます。

連れ合いのみかみめぐるは今、主に福島の被災者支援の活動に従事していて、2月11日、12日に福島市で行われる「放射能からいのちを守る全国サミット」の実行委員としてその準備に奔走しています。
http://inochizenkoku.blogspot.com/
多忙を極めていてこれまで親しくしていただいた方々に不義理をしていることも多いかと思いますが、ご容赦下さい。

僕は相変わらずの「神ながら」で今のところ劇的変化はないですが、残り人生のテーマはいくつかはっきりしてきました。それはぼちぼちと進んでいくでしょう。
微力ではありますが、必要な時にそれぞれみなさんのお役に立てれば幸いです。
今年もよろしくお願いします。

三上敏視