いのち全国ぐるぐる日記 2/11− [1]

みなさまへ

いつも大変お世話になっております。
東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌(むすびば)共同代表のみかみです。
福島県入りして「いのち全国サミット」の運営に関りながら
8〜14日までの滞在中日々の経験を少しずつお伝えしようと思いましたが、
なかなかタイムリーな発信が出来ず失礼いたしました。
発信が遅れてしまったことをお詫びしつつ続けさせていただきます。
勝手ながらよろしくおつきあいください。



**放射能からいのちを守る全国サミット**
  http://inochizenkoku.blogspot.com/
みかみめぐるの【いのち全国ぐるぐる日記】2012/02/11− [1] 

本番の朝がきた。天候は晴れ。
ホテルの外は1.2マイクロシーベルト
歩道の雪が溶けてなくなる午後はもっと数値が上がる。

8:00 昨夜到着した北海道組、東京組、甲府組15人で会場へ。
事前準備の2日間、地元のマンパワー不足を痛感していたが、
当日のボランティアスタッフは二本松の専門学校学生さん達や子ども福島の方達など50名余り。
吉野事務局長の指揮のもと設営開始。

会場の看板や装飾は東京の「おうちプロジェクト」が担当し、責任者の下中さんが準備してきた切り紙をテーブルに広げる。
切り紙アートは12月のキックオフ・ミーティングの時からその魅力を発揮しているが、
べっ甲アメでもなめているような優しい美しさに溢れている。
この大変な状況下の福島で行う会議のテーマ「いのちを守る」ということを考える際、
言葉だけに頼ることのないように、参加する人達の五感が少しでも開いていくようにしましょう。
下中さんとは電話で何度も相談し、準備してもらった切り紙アートの看板や案内表示がいたる所に出没した。
「人の暮らし」を意味する切り紙のおうちは温かなぬくもりを感じさせ、同時にそれを失うことの苦しさや悲しさを想像させる。
大震災、原発事故から11ヶ月。放射能に汚染された福島で、草の根の市民会議がスタートした。