昨晩のたね蒔きジャーナル 6/14

今日も永岡さんがまとめてくださいました。

6/14(火)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんは東北取材(宮城南端)、千葉猛さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの案内で行われました。水野さん、宮城のラジオ局からの報告もありました。


 原発関係のニュース、作業員が被爆限度を超えたこと、100ミリシーベルトを超えたら作業から外すことを政府が東電に指示しました。被ばく線量検査は遅れ、内部被爆の暫定値が100ミリを超えたらアウト、27人当てはまります。


 賠償法案を閣議決定し、新たに設置する機構で、東電以外の電力会社にも協力させ、賠償が超えた場合国費投入もありますが、電気料金値上げにもなり、早期成立は困難です。


 イタリアの国民投票、9割以上の反対という圧勝で、自民党の石原氏、「集団ヒステリー状態」と言っており、批判の出る可能性があります。千葉さん、「集団ヒステリー」を批判しています。


 福島県相馬市で、原発さえなければと酪農家の男性が自殺です。30頭の乳牛を持っていたものの、乳牛を処分し、廃業しています。フィリピンに家族で避難していたものの、一人牛の世話で帰り、自殺なのです。


 福島市は校庭の土の除去を全てで行うことにしています。幼稚園〜中学生に小型線量計を配ります(9月までに)。


 茨城取手市、千葉で管理区域並みの放射能汚染であり、200km離れたところで4万ベクレル/kg、原子炉建屋の管理区域で、危険なのです。放射能がばら撒かれ、雨が降ったことによるものだそうです。


 そして、小出先生のお話、乳牛を処分した男性の自殺、「原発がなければ」と聞いて、まったく痛ましいこと、この方にとって育ててきた家畜は子供のようなものであり、子供をどうにも出来ない、たくさんの酪農家が同じ思いだろうとの指摘でした。


 福島で250ミリシーベルトを超える被爆をしたこと、内部被曝暫定値が100ミリを超えたら作業から外すこと、もともと、一般の人の限度は1ミリ/年、小出先生で100ミリ/5年、50ミリ/年なのですが、今回の事故ではそんな基準では無理で、1回だけ100ミリ許すとしたものの、事故がひどすぎて、250ミリまで引き上げられた、それを超えた作業員が増えているのは、被爆管理をもっと厳密にしないといけない、100ミリを超えた人を外すのは当然なのです。内部被爆の測定は困難であり、内部被爆のほうが測定困難で、もっと早くから測定して作業員を守らないといけなかったのです。


 ホールボディーカウンター、4台のうち2台しか稼動できない、全国にいろいろなものがあり、簡易型、大掛かりなものもあるが、精密なものは大掛かりで、鉛で囲んだ部屋に設置しないといけない、移動不可、簡易型は外の影響を受けるものなのです。本当にやる気があるなら、汚染の少ない場所に持って行って、作業員をそこに連れて来て測定するべきなのです。


 これは、「戦争と同じ」であり、そういう認識が足りないとの小出先生の指摘です。


 福島第2原発津波で入った水を海に流すというのですが、3000トンも水があり、しかし、小出先生は「そんなものはほうっておけばいい」、法令の処置限度以下ならOK、福1では法令限度の何万倍もの水を流してしまっているのです。


 「今はとてつもない戦争状態」であり、何が大切かを考えてほしいのです。


 佐賀県からセシウムの発見、1100kmなど、米国、ヨーロッパにも広がっている、その中で生きざるを得ないのです。3月11日を境に、我々の生活が変わってしまったのです。チェルノブイリ事故、8200km離れた日本に放射能が来たのです、驚くべきことではないのです。


 とうとう、小出先生より「戦争状態」という表現が出ました。まさに、放射能との戦争なのです。以上、お知らせいたしました。