昨晩のたね蒔きジャーナル 6/15 

今日も永岡さんがまとめてくださいました。

6/15(水)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんは被災地取材で、上田崇順さんが初めての司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。


 原発関係のニュース、東電社員8人が250ミリを超えましたが、事故後線量計が不足し、ほかにも250ミリを越えている人がいる(実際いくら被曝したかわからない、何人被曝したか分からない)のです。線量計津波で壊れ、グループに線量計のない協力会社もあったのです。事故からしばらくは被曝量が不明なのです。


 全国の原発で国の立ち入りが行われ、大飯に保安院が入り、検査が行われました。停電、水素爆発対策が取られました。保安院は各社の対策が妥当か確認します。


 また、原発廃止の動きがあり、多くの文化人が日本での署名活動を行います。内橋克人さん、澤地久枝さんらが立ち上がりました。


 そして、小出先生のお話です。作業員に線量計がなくて被曝管理が杜撰だったこと、「ひどいこと」だと思う、現場が混乱していた、福島第2、柏崎から持ってくるのも出来た、線量計なしは絶対にやってはいけないのです。


 持たずに入ると250ミリも怪しい、事故の初期、大変な被曝で、決定的なデータの損失で、もっと多くの人が限度を超えているのです。現場を離れないといけない人が出て、作業員が足りるかは不明、チェルノブイリは60〜80万人の作業員、軍人が収束に動員された、これから、どうやって作業員確保が大変、一般の人はすぐには使えないのです。


 線量を超えた人には、急性の放射線障害が出る可能性がある、枝野氏の「ただちに影響は出ない」ではない、今後がんになる可能性が高い、何十年!その人のフォローを、広島、長崎の被爆者と同じフォローが必要なのです。


 線量を超えた人は仕事が出来ない、その補償はたぶんないだろう、東電が生活の保障をする責任があるが、東電が何度倒産しても賠償は足りない、「国が面倒を見るしかない」のです。


 福島市で、市内の子供34000人に線量計配布、これは「やらないよりやった方がいい」、しかし、線量計にはガンマー線しか感知しないが、子供は地面に転ぶし、内部被曝もあり、線量計は目安に過ぎない、それでも、子供の被曝を大人たちが監視しないと行けないのです。9月から3ヶ月ずつ見るのですが、34000人も調べるとガラスバッヂがTNT、1ヶ月つけて分析するのしか使えない、精度はガンマー線しか感じず、地面にベータ線があるのは分からないのです。


 近藤さんの見解、線量計を持って比較は出来る(どこの土地、学校の被曝が多い)が、安心は出来ない、濃淡は出る、被曝した子供の低減には役に立たないのです。


 東京都内で100箇所、測定開始、地上すぐですが、これについて、測る高さ、地上5cm、1mはOK、子供のために、50cmもあればいいのです。しかし、東京の汚染で、低かったら安心する、100箇所全部低かったら安全神話が出るので、定点観測も重要であり、人々、子供のたくさんいるところは定点で観測し、その他は観測地を変えるべきなのです。


 地上80mでの放射線測定は全く意味なし、地表5cmは全国で測ってほしいのです。