時間が出来たので

micabox2008-02-11

去年に続いて板橋区徳丸の田遊びへ。
分類上神楽ではないけれど、まつりの雰囲気がとてもいいのでリピーターになっている。なんと言っても東京都内なのに「田舎」の雰囲気があってとてもいいのだ。

東武東上線東武練馬駅で降りて坂道を下ったり登ったり20分ほど歩く。すっかり住宅地になっているがビルは少ないので、坂の上から見下ろすとかつての田畑ばかりだった頃がなんとなく想像できる。田圃があったら田遊びがあったのだからね。

田遊びは一年の稲作の過程をあらかじめ演じて豊作を祈願する古い儀礼で、今は芸能としてとらえられているその内容もプリミティブなものである。
乱暴に言ってしまうと「大人のお遊戯」みたいに見えて、それがすごくいい。だいたい近代の「大人」ってつまんないよね。

集落のおじさん、おじいさんたちが集まってやるのだが、垢抜けているはずの東京のじいさんたちも、この田遊びをやっているときは「いなかのじいさん」に見えるから面白い。

孕み女や、ある人曰く「ちんこ人形」という人形も出てきて、田遊び系の祭によくでてくる生殖→豊穣という感染呪術(かまけわざ)の要素もあって楽しい。

この夜は思ったより暖かくて過ごしやすかった。
でも思ったほどの人は集まっていなかった。
そして思った通り、カメラマニアは大勢集まっていてワガママな輩もいたな。
リタイアしてお金とヒマがある人たちがいいデジカメ買ったもんで珍しいもの撮りたいっていうことなんでしょう。

13日は同じく板橋の赤塚の田遊びがあります。