京都にて2

micabox2008-01-21


花祭や新野雪祭り、坂部の冬祭など三信遠の祭りは火を使うので消防団が大活躍である。
「お祭りで消防団がかっこいいんだよなあ」「ふーん」「あの制服着たいなあ」「消防団入らんと無理ちゃう」「古着屋に出てないかなあ」「東寺の弘法さん行ってみれば、ちょうど21日やし」

ということで、友人と東寺へ。
ちょうどお昼頃だったが京都駅から東寺に向かって歩いていると、逆方向からぞろぞろとおっちゃんおばちゃんが歩いてくる。団体ツアーにしては統一感がないので何かなあと話していたら、これが東寺の市から帰ってくる人たちと判明。
今年初の弘法さんなので朝からすごい人出だったようだ。

お腹がすいたので近鉄のガード下にある「このみ」という食堂にピンと来て入店。
そしたらここのメニューがすごかった。やたらに種類が多く、思いつきオリジナルみたいなのもあって迷う。そば、うどん、ラーメン、カレー、丼物、定食はひととおりあって、カツ類もいろいろ。おでん、肉じゃが、サラダなど一品料理にお好み焼き、べた焼きまである。
ラーメンでは「焼きラーメン」「鍋焼き中華」丼物では「揚げギョウザ玉子丼」「だしカツ丼」あたりがアヤしい。カツでは「とうふカツ」「豚キムチカツ」、ごはんでは「オムかやくめし」「かやくご飯の春巻き焼き」「カレー雑炊」。食べたいような食べたくないような。
大きな皿の左側にカツ丼、右側にカツカレーという「ドッキングライス」1000円、なんてのも。全体的に量が多く、値段も安め。元気があったら昼から一杯やりたいところである。

で、頼んだのが「カニ玉中華丼」。「揚げギョウザ玉子丼」600円というのにも惹かれたが単品でギョウザがないので「これは冷凍か?」と思い却下。しかしアタマが働いたのはここまででカニ玉がカニかまぼこというところまでは思い至らなかった。まだまだ修行が足りないなあ。
友人は「揚げそば中華あんかけ」というやつを頼んだ。一般的にいうと「かた焼きそば」だが、この麺がなんとまっすぐで食べにくいと苦笑。マルタイラーメンの麺を揚げたみたいなのだ。たしかに食べにくそうである。でも僕の中華丼もこのあんかけもブロッコリーに絹さやがひとつずつ入っていて、彩りには気を使っているようだ。ベビーコーンものっていたぞ。
あと五回くらいは来たい店である。

満腹になって東寺に。途中、土人形コレクションがすごい「平田玩具店」をのぞいてみたら、かなりの歳になっているはずのご主人が元気そうで一安心。
ここのコレクションは是非写真集にしてもらいたいものであるが、以前別冊太陽なんかどうですかと話したら、のってこなかったなあ。

さて、東寺はまあいろんな店が出てて人出もすごい。ひととおり見て歩いた最後に古道具屋で消防団の半纏を発見。新品のようだ。二着あって値段を尋ねたらひとつが1万5千円でもうひとつが2万5千円。高いのは団長用のものだから、ということだ。ちゃんと「団長」と名前が入っていてものも良さそう。
でもこの値段は値切る気も起きないレベルなので諦めて次へ。

別の古着屋に少しくたびれた感じの半纏があったなので近づいたら「消防団ならもう一着ありますよ。これ5000円だけど、3500円でいいわ」と店のおばちゃんにたたみかけられる。1万5千円の後なので「じゃあそれちょうだい」ということに。ちゃんと刺し子で状態も良く、嬉野町消防団のもので嬉野という名前も嬉しい。佐賀県にある町でお茶や温泉で有名らしく、良さそうな町である。どうやら町村合併で市になったらしく、それで流出したのかも。

冬場の室内着にちょうどいい半纏だが、うまくステージ衣装にも使いたいところ。これが合うのはコミックバンドがいいかしら。どうせなら帽子とズボンも見つけたいなあ。
ちゃんとお参りもしたよ。
手印も組んだぞ。