昨晩のたね蒔きジャーナル 金曜版

4/13(金)

 永岡です、たね蒔きジャーナル、今日は水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、大飯再稼働、野田総理らは6回目の会合で運転再開を妥当と判断し、明日枝野氏が福井を訪れます。関電は工程表を出して、枝野氏、安全性を確認して安全を宣言。夏は電力不足で再稼働が必要と言っています。近藤さん、電気の需給と国民の生命を天秤にかけられてたまるものかと言われました。

 プレイバック川柳、今週近藤さんが選んだのは「どのくらい 黒いかこっそり腹合わせ」でした(笑)。

 そして、水野晶子のどないなっとるねん、にて、今日のロケット打ち上げ失敗で北朝鮮はどうなるか、軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんのお話がありました。黒井さん、お電話での出演です。

 失敗の理由、何らかの技術的なトラブルではなくミスであり、3年前は3段目まで成功しているのに、今回は自信のあることをして、世界に発表してイベントにした、自信を持っていたのです。金日成100年、金正恩お披露目なのに、この始末です。

 しかし、失敗したと簡単に認めて、黒井さんも驚かれて、飛んでからの失敗ではなく発射後すぐに失敗し、最後は正恩氏にお伺いを立てて仕方ないと認めたと言うのです。下のものが決断することはあり得ず、トップの決断で、短い時間でよく決断したと言うものなのです。正恩氏、今までの指導者と違うとなり(世界にウソを付けない)、誰かに責任を取らせるかは、早めに失敗を認めたので、責任を問われるかは不明なのです。

 リスナーより、ミサイルの設計とかの責任者、処刑、収容所送りはあるかについて、これまでならそうなるが、今後改良するというメッセージを出しており、優秀な技術者も少なく、中国に逃げられたらおしまいで、しかし一番大きいのが裏でやるのを、みんなが見ているところでやるのを止める、世界が見ている中でやるかは不明です。

 北の内部は、トップが認めたので、トップが何を言うかなのです。

 国内でも、早い段階で失敗と出ており、これも異例で、北を知る人も驚いているのです。国内のテレビで失敗と言ったのは初めてなのです。穏健派、強硬派がいるが、いまどうしたらいいか戸惑っているのです。

 近藤さん、全体として日本も世界も騒ぎ過ぎと言われました。何だかなあ、なのです。

 日本政府の対応、黒井さん遅れたのに驚き、Jアラートをやると言っていたから分刻みでやると思ったら遅かった。本当に何かあったら間に合わず、最初の一報は入り、津波警報と同じ、警戒してくれと言わないといけないのに、やっていないのです。宮古島で、何も連絡が来ないのは想定外なのです。

 日本に影響がないからアメリカが伝えなかったのか、報道されてからも日本が確認できず、考えられないのです。藤村氏、ミサイルだったと認めたのは12時19分なのです。レーダーから消えたからミサイルと言うものの、確認できないことはあるものの、これから注意してくれと第一報はあるべきなのです。

 近藤さん、これだけ大騒ぎして、このたびに大騒ぎとはうんざりと言われました。だから金がいると利用されたら嫌なのです。

 黒井さん、本当に心配すべきことは、ミサイルに過剰に反応するが、ミサイルの射程内に入っており、アメリカ向けで、日本で重要なのは核問題で、それをしっかり見ないといけないのです。

 金正恩体制の面子丸つぶれで、先代の遺訓で核ミサイル製造は止めない、正日氏が病気になり、平和利用のストーリーを作り、宇宙ロケット、原発、ウラン濃縮のストーリーを作り、核ミサイルに向けた動きで、瀬戸際外交ではなく、イランは北朝鮮と繋がり、同じことをやっている、安保理で問題もあるが、平和目的で力を付けているのです。

 北が核実験をするかについて、黒井さんは、すぐにはやらない、核実験したら世界を敵に回す、今は平和利用でやっており、中国を繋ぎ止めるためで、安保理の制裁でも中国がかばうものの、核実験をやったらかばってもらえない。ソフトな顔をして、しかしやることは変わらないのです。

 近藤さん、核実験をミサイルの後でやっており、祝砲が空振り、アメリカとの交渉やり直しで、黒井さん、核実験は最後にやるものの、小型化の技術が出来てからで、今は世界に謝っている(平和国家であると言うことなのです)。

 しかし、北朝鮮の国民、8億ドルで失敗に反発があるかについて、もう一回やることになり、さらに金がかかり、ただでさえ食糧危機で、アメリカは援助停止、食料危機は深刻なのです。

 リスナーより、瀬戸際外交に変化があるなら、金正恩氏、国際社会に出て来てほしいという声がありました。日本がどうかかわり、どうしていくかなのです。

 この、黒井さんのお話をお届けいたしました。

 最後に、近藤さんの、幸せの雑学、先週もものの見方について話し、頭の中の働きが先になり、桜だと春爛漫とかなり、ではなく、頭をからっぽにして、自分を無にして桜を見たらと言うことで、「見つめたら 見つめ返して くれる花」という句を胸に桜を見た。桜の花びらは上を向いているのではなく、ほとんど下を向いており、満開の桜が我々を見るのです。一斉に微笑みかけてくれているのです。月を見ると、月も見返してくれる。3・11以前の桜と以後は違う、桜の生命感を今年ほど感じることはない。今までと違う桜を、花の下で一体化して見てほしいとのお話がありました。見てああと感じる、ああの正体は何なのかと言われました。

 来週はたね蒔き、スペシャルウィーク「知られざる内幕」であり、16日に内部被曝で矢ケ崎先生、17日大阪市脱原発で古賀茂明さん、18日は脱原発vs原発推進で小出先生と澤田さんの対談パート2、19日は北朝鮮のことで北朝鮮で取材している記者に出演交渉中。20日は大往生で中村純一さんということです。

 今週もたね蒔きをお伝えいたしました。