昨晩のたね蒔きジャーナル 8/31

今日も永岡さんがまとめてくださいました。

8/31(水)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会と、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。今日も民主党の新総理の話で、小出先生のお話はお休みです。


 近藤さん、菅総理が、来年1月で収束と言っていたのに、辞めるとなったら20年帰れないと言ったこと、深刻であり、菅総理、分かっていたのに、それを言わなかった、最初にいい話を聞かせて、その後深刻な話に切り替える、聞く立場なら、どんな思いか、人生終わってしまうと言うものとのコメントがありました。また、核廃棄物の中間施設を福島にと、辞めるとなって言い出したことへも批判がありました。


 その民主党議員の岸本さん(和歌山選出)、元大蔵官僚(主計局)であり、2009年の総選挙で当選した人です。民主党政策担当者であり、リスナーの質問、12歳の男の子からで、原発事故で政治に興味を持った人です。野田氏の政治、小沢、菅グループの中間を取った、本格的に野田政権が始まると小沢、菅の狭間で野田氏の動揺が懸念されること、党がふたつに割れていた、今回、野田氏はそれを止めることにして、今日の両院総会、輿石氏の幹事長をほとんどの人がよかったといい、輿石氏はいじめられっ子であり、小沢氏と仲がよく、これで、みんな仲良くしようという風になったとのことなのです。


 輿石氏、参院で、衆院をまとめられるか、これは、システムであり、問題ない、ほかの党も含めて珍しく、組織としてどう動くかへのチャレンジなのです。政策面は前原氏が担当するのです。こういう権限を前原氏に渡して良かったかは、自民党がこのシステムであり(事前審査制)、民主党は二重権力になるのでそれを避けてきた、しかし、自民のやり方が良かったと、今回この方法をとることになったのです。


 官房長官、これについては岸本さんは分からない、調整能力のある人がいるので、一方若手の議員が官房長官の記者会見を止めて、プレス対応は他の人に任せて本来の仕事をして欲しいとのいうことなのです。川端氏、藤村氏が有力と言うのです。


 3次補正、19兆円/5年、復興増税について、提案はしており、本音は積立金はあり、10兆円足りない、1000兆円借金している日本で、10兆円はそんな大きな金額ではない、しかし、マーケットにアタックされたらきつい、2010年代後半は経常収支も赤字になり、きちんと60年で返すのではなく、10年で返すとしないといけないのです。建設国債赤字国債は60年で返す、しかし今回は10年で返すメッセージを市場に送るべきと言うのです。


 野田氏、復興のために増税と言っていましたが、2年据え置き8年償還もある、民間ベースの借金のようにする方法もある、景気が悪く、景気がよくなってから返す方法もあるのです。4年は増税しないというのが民主党の方針ですが、増税はこれからの議論なのです。2年据え置き8年償還は2年増税なしなのです。


 この間、円高、景気低迷で、そのため2年据え置きの手もあると言っており、増税だけで財政再建した国はない、景気対策がないと財政再建は無理、消費税は社会保障の財源であり、復興のための増税、何年か増税、それもあり得るのですが、景気の悪い時はできないのです。医療、年金の借金を消費税で上げるのは自民党も合意しているのです。


 公務員改革、その他の前提のもとに増税で、しかしその改革は出来ていない、しかし3兆円の財源は出たと言うのです。


 小沢氏は増税に難色を示し、しかし社会保障も含めて増税に反対している人はいないのです。増税が必要なら解散総選挙も要る、政党助成金もなしでやってくれとリスナーより意見があり、99%岸本さんも同意する、政党助成金がないと、サラリーマンは選挙に出られない、政党助成金でクリーンな選挙ができる、これがあるからサラリーマンが選挙に出られるのです。


 野田氏、大連立と言っていたが、岸本さんはできるなら半年争点ごとに連立して、一気に法律を通したいが、攻める野党にはメリットはなく、野田氏は現実的に無理(野党にメリットなし)と思っているのです。


 原発政策、福島は収束せず、次の震災が起こったら終わり、これでも野田氏は原発を進めるのかについて、新規は作らない、耐用年数の来たものから止めて、残されたものをどうするか、議論するというものなのです。再稼動は、ストレステストを経てやる、外国売りは存続する、のです。野田氏、候補の中では原発推進であり、日本が止めても中国、インドがやる、日本の平和利用技術を残すべきと言うのです。が、核廃棄物の処理については言っておらず、最終処理できないものを使ったことは重い、今すぐやめてもという意見は分かるが、それでも続ける、外国にも売る、技術力を維持して、世界でスローダウンに日本が貢献するというものです。


 小沢氏の党員資格停止、状況が変われば(無罪に成れば)見直す、というものでした。


 以上が岸本さんのお話でした。これを、お伝えいたしました。