昨晩のたね蒔きジャーナル 7/2

7/2(月)

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、大飯3号機が再稼動で、原発ゼロは2ヶ月で終わり。市民グループの激しい抗議があり、運転再開に立ち会う副大臣らは海から入りました。

 関電の兵庫での発電所でトラブル、運転停止で、温度上昇の警報が鳴り、ボイラーで異常があり停止、45万kwの発電所が停止です。夏の節電期間が始まり、関電は9月7日まで、猛暑の2010年より15%の節電を求め、大飯フル稼働で15%→10%に減らします。

 福島で大熊町、住民アンケート、4割が町に戻らないと言っています。6400人から回答で、帰れるまで待つは18%、待てる期間は5年以内が最多なのです。

 南相馬市の川から、セシウムが検出で、福島の川、湖の魚、昆虫を調査して、鯊科の魚で2600ベクレル/kgのセシウムが出ました。基準は100ベクレルで大きく上回っています。海より川のセシウムが多いのです。

 まず、大飯再稼動について、上田崇順(たかゆき)さんがおおい町現地で取材し、報告がありました。

 今日のおおい町、これまで原発が止まっている時しか上田さん来ず、今日は駐車場が満杯、またバスも満員で人が多くなっています。町の雰囲気、大飯の大島地区では、民宿とは別のウィークリーマンションに作業員は泊まり、人は増えない+釣り船の客が安全問題で減って苦しいというのです。若い作業員はふすまの民宿より個室のウィークリーマンションを好む模様です。

 新幹線を伸ばす話が出て、北陸新幹線を金沢へ伸ばすのを、敦賀まで伸ばすものを国交省があまりにいいタイミングで出しており、これは西川知事の悲願で、そのためもんじゅの再開も西川氏言っていたのです。で、おおい町原発で道も新幹線も出来る、利権が欲しいだけと住民も言っているのです。しかし前原氏、整備新幹線は凍結と言っていたのに、公共事業の大盤振る舞いで、政権交代のスローガン台無しと平野さん言われました。それなのに、大臣はまだコンクリートから人へと言っているのです。だから民主党の支持率は下がるのです。

 利権と住民が言うことについて、言える人と言えない人がいて、声を上げられないひともいる、他にもハコモノ情報(道の駅に6億円、サッカー場に10億円)があり、再稼動と関係しているのです。

 昨日、反対の市民と小競り合いで、これを町民は、原発ができる時以来と言われて、再稼動で金が下りて仕事になり、そういう人ほど、反対と言いにくいのです。親族が原発に関ると、反対と言えない、そういう人は、デモを見て、町の人間が声を上げるべきなのに出来ず、自分たちの声をデモが代弁してくれているとの声もあったのです。
 地域経済と命の天秤、再稼動反対の女性が、事故を防げる手立てなしの再稼動、地震の危険性対策なしでの再稼動は、命を考えると、地元経済だけで判断するのは問題と言われました。すぐ近くで、命を考えなくていいのかと上田さん報告されました。

 今日の特集はさらに消費税増税関係で、小沢グループの離党について、おなじみ東京報道の神崎智大(ともひろ)さんの報告がありました。小沢氏ら50人が離党であり、リスナーの声は、ものすごい数の回答なのです。
 今日の状態、50人の離党、リスナーより、この意味について、不信任案を出すには足りないので少ないのか、それとも多いと見るべきなのかについて質問があり、50人は、衆院38人、参院12人で、造反74人と比べると少ないとの反応があるのです。増税には反対だが小沢氏には付かないとの人が多く、参院で19人離党したら民主党は第1党を落ちるのに、野田氏には「直ちに影響はない」(?)なのです。

 小沢グループの分裂は、この週末、分裂しており、離党するといっていたのは若手などであり、ベテランは党に残ると言い、大阪の辻氏が象徴で、離党届を提出する権限はないと(弁護士だけに)言っているのです。小沢氏、52人の離党届を昼に出し、当初は夕方に出す予定が、記者会見をみんなですると思っていたのに、昼出したのは、やはり止めたという人がいて、強引にしたら揉めるので、夕方まで待つとさらに切り崩されるので、急いで昼に出し、これ以上減らないものの、新党に向けて活動し、代表は誰か、党の名前もあり、代表は小沢氏にという声があるものの、刑事被告で、他の人をとの声もあるのです。

 同行すると思っていて出なかった人があり、大阪の中川氏もその一人、しかしあとから付いてくる可能性はある。山田農相、TPP反対で、出たらTPPに反対できず、残った模様なのです。そのため、離党者が今後増える可能性はあるのです。

小沢氏と輿石氏、話し合いをして、離党は仕方ない、お金はくれ(笑)との交渉があった模様です。分党、会派のみ分かれるなども検討されたものの、先週は小沢氏、輿石氏も離党しようと言っていたというのです。理由は輿石氏、参院に力があり、輿石氏も離党したらもっとたくさんの人が離党したのです=増税参院で潰れていたのです。これはある人の話であり、こういうこともあったのです。奇策であり、輿石氏は組織を大事にするので乗らなかったのです。
 
 新党にはお金が要り、交付金は来年までもらえず、離党した人も不安だそうです。離党するのがもう少し後から、党から200〜300万円もらえるはずだったのに、選挙資金も苦しいのです。「ここに来て 裏切るやつは 金目当て」とのリスナーの句もあり、離党には金がかかっている、小沢氏の男気が問われるのです。選挙になり、注目度から時間とともにしんどくなるのです。
 
 それで、国民の生活、小沢氏はそれについて話しており、増税原発に言及しており、しかし、3党合意で参院の闘いもしんどい。長い目で見ると、新党の旗印は地域政党との連携を出す=橋下氏との連携が欲しいわけです。リスナーより、これからどっちに進むかはっきりさせて欲しいとしており、小沢氏と橋下氏の連携は、小沢氏は連携したい、橋下氏と連携できるかが新党の生命線で、どんな手を使ってもやるものの,橋下氏にメリットなしで、橋下氏が小沢氏と組む可能性は少ないのです。

 選挙について、小沢氏が参院で何かやるかあると、早くて選挙は9月なのです。ただし、選挙制度改正しないと憲法違反になる+代表選も9月にあるのです。しかし、参院で消費税が通れば、来年4月まで選挙はなく、小沢氏は早くやりたいが、民主、自民は談合したことで選挙になるので、先延ばしにしたい模様です。民主党は野田氏で9月も行き、しかし、平野さん、伸びたら谷垣氏が持たない。自民は増税が成立したら即やりたいと言われました。神崎さん、野田氏より谷垣氏が追い込まれ、谷垣氏の再選は難しく、谷垣氏は選挙を急ぎたいものの、長老は谷垣氏を変えてやりたいのです。

 神崎さんの注目点は、橋下氏が大きい。橋下氏と組めるかが問題で、小沢氏は橋下氏と組めないとアウト、小沢+橋下会談があると注目なのです。小沢氏が橋下氏をどう口説くか、なのです。

 リスナーに、小沢氏の離党を支持するかどうかについて聞いたら、たくさんの意見があり、小沢氏を信用しない声もあり、支持しても、民意を裏切るなという意見もありました。民主と自民の結託状態では小沢氏は必要との声もありました。平野さん、政党の弱体化が民主党にあり、執行部も厳しいと言われました。

 補足ですが、夕方の関西テレビのニュースアンカーで、その後も大飯再稼動の話があり、前福島知事の佐藤栄佐久さんのお話がありました。佐藤さん、10年前の福島原発のトラブルで、東京電力管内の原発を全部止めて検査を求めたのです。その際に、東京の電気をなくす気か、日本の経済を潰す気かなどと大変な批判を受けましたが、その後福島原発事故であり、佐藤さんの意向をちゃんと汲んでいたら、この事故はなかったのです。こういう内容もありました。

 以上、たね蒔きジャーナルをお伝えいたしました。