昨晩のたね蒔きジャーナル 8/24

8/24(水)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。今日は能見と金本アニキで原発推進の巨人を倒して勝ったぜ!昨日ナベツネにのろいをかけた甲斐があった(笑)。シャワーした後のコーヒーが美味いぜ!(笑)。


 今日も小出先生のお話はお休みで、民主党の代表選に関して、前原グループの井戸まさえ議員(兵庫1区)のお話がありました。


 井戸さんも松下政経塾の出身(前原氏8期、井戸氏9期)です。前原氏、小沢氏と10分話したのですが、小沢氏と10分も話せるのはなかなかなことだと言うことです。しかし、小沢氏と会って即支援、とはならない模様です。井戸さんと同期で小沢派の人もいて、その人も前原氏に期待している模様です。菅総理のときと違い、菅アレルギーは少ないとのことでした。


井戸さんは政治家の前は経済ジャーナリストであり、日本の国債の格下げ、市場で政権の安定を迫っているとのことでした。平野さんは、復興財源のめどがないのと、復興が進んでいないことに理由を求められました。日本に危機管理能力がないと判断されているのです。中国の船が日本の領海に入るのは今年7回目で、資源確保の示威行動であり、しかし、中国で油田の事故があり100億円の被害がある、こんなことを出来る状態ではないのにやるのは、外務省、国際ルールに則って抗議すべきなのです。また、今の候補で、中国が一番いやなのが前原氏なのです。


 東電、福島原発高さ10mの津波が来る可能性があると、震災直前の3月7日に保安院に報告していたことが分かりました。今まで5.7mとしていたのですが、860年の地震津波を考慮するようにと専門家に指摘され、これを保安院に報告していたのです。福島原発は14mの津波に襲われました。平野さんの指摘で、情報の隠蔽、安全委員会で取り上げられ、東電が無視して、事故調査委員会ヒアリングしているのに、こういうこと、ポツリポツリ出すのではなく、わが国の原子力村の体質を明らかにすべきなのです。が、事故調査委員会の中間報告は今年の末であり、情報隠蔽原発維持のための調査委員会になっていると言うことです。


 井戸さんは、原発に関して、事故があり、それまで安全神話に甘えていた、事故以降は、原発に依存しない社会を作っていかないといけないと思っている、新規ももちろんダメ、40年でなくなるが、日本の安全保障とも関係があり、20年、10年で原発をなくすべきということなのです。


 そして民主党代表選の行方、井戸さんは会見場の最前列にいたのです。井戸さん、前原氏の外相辞任の日に、前原氏がリーダーになる日が来るとブログに書いているのです。


リスナーからの質問、前原氏の永田メール、外国人献金で問題、普天間アメリカべったりと批判があり、前原氏、羽田の国際化もした、外国人献金も、危機的状況で突破していくため、この国のために前原氏の力がいるというのです。前原氏の力とは、マニフェスト固執する小沢氏と組めるのかとリスナーの質問もあり、2年前の有権者の期待を民主党、裏切っている、井戸さん、参院でねじれた、修正が必要であり、マニフェストそのままは無理、よりよいものにしていくと言うことなのです。


が、小沢氏、マニフェストを大切にと言っており、マニフェストのことは、現実的に問題があり、理念を失わず、ということです。が、水野さんはこれは修正ではないと批判し、理念が変わっていると指摘し、子供手当て、年収960万円以上の人にも出すと井戸さんは言います。マニフェストの実現は参院ねじれで無理という感じです。与野党の話し合いでいいものを作るべきと井戸さんはいい、平野さんは大連立はやってはいけない、出来ないなら政権返上、国民に信を問うべきということでした。


 全員野球は菅氏も言っており、責任は前原氏にもある、本当に全員野球なのか、小沢氏の票欲しさだけではないのかと平野さん指摘があり、井戸さんは、親小沢、反小沢はないというのですが、平野さんは執行部、去年の夏以降反小沢でやっていると指摘し、井戸さんは、小沢史観からの脱却ということなのです。


 官房長官のポストを小沢氏のグループにやるとかの約束は前原氏、やらないということでした。適材適所はやっていく、そんなことを言っている場合ではないということでした。リスナーより、前原氏は改憲派であり、その点について、しかし前原氏は夫婦別姓賛成であり、前原氏、日本を自立した国にしたいということなのです。平野さんは、前原氏、防衛の件なども野党と思えない態度をとり、さらにTPP、被災地にはそれどころではないのですが、前原氏はTPP前向きで危惧されるというのですが、井戸さん、日本の農業に国際競争力をつけて、輸出できるという方向にしたいということですが、平野さんは日本の農業は高齢化し、それどころの話ではない、韓国のような二国間協定でやるべきで、アメリカの言うとおりにしたらだめと、平野さんの指摘がありました。

 
 リスナーより、前原氏は菅氏とどこが違うかであり、増税はしないと(震災復興に関してはであり、社会保障はその限りではない)言うことで、経済成長がなければ社会保障もない、日本を元気にするというのです。


 民主党原発海外輸出をすると言っていますが、維持する国も有り、日本の技術力の欲しい国もある、安全性の問題もあり、輸出は相手が望めばやる、しかし日本では作らない、これ、ダブルスタンタードではないかと水野さん言うと、人口密集の日本では原発だめということでした(ヲイヲイ…)。


 平野さん、政策でやり遂げたことはないと指摘し、ひとつひとつのテーマに形を残すべきと言うのです(羽田国際化は結果)。リスナーより、前原氏なら、沖縄米軍基地問題はどうなるかと質問があり、菅総理と同じなのかについて、アメリカの事情も変わる、それによると言うことでした。沖縄負担軽減をしたいということでした。また、官房長官は誰か、については、枝野氏の信頼関係もあるということでした。


 私がこのたね蒔きジャーナルの書き起こしを続けて5ヶ月ですが、今日は大分はぐらかされた感想を持ちました。小出先生のお話を聞いて、毎回実直なお話に納得していたのとあまりに対照的でした。そして、もし前原氏が総理になったら、今日のこの内容、皆さん覚えておいてください。