昨晩のたね蒔きジャーナル 8/3

今日も永岡さんがまとめてくださいました。

8/3(水)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。球児が打たれてサヨナラ負け、ウ〜ム、神様も仏様もイエス様もいらっしゃらないのか(?)


 原発関係のニュース、被災者への補償のための法律が成立しました。東電のみで限界があり、国、他の電力会社による支援を行います。原子力を推進してきた国が補償することが明文化されました。海江田氏の進退は不明です。


 原子力安全保安院環境省に設置する方向で検討中です。推進する経産省保安院が置かれていることを問題視(やらせ問題あり)しています。原子力安全庁とする(廃止しない)ので、近藤さんは当たり前のこと、これで菅内閣がよくやっているわけではないとのコメントで、今、海山川、子供たちは東日本でどこへ行ったらいいか分からない、子供たちに食の防衛も大変で、菅内閣、こんなことで得点にはならないとのことでした。


 そして、小出先生のお話、米について、農水省、収穫前後の放射能検査をするのですが、1kgで500ベクレルを出荷停止するのですが、米は主食で意味の重さが違い、この500ベクレルとは「高すぎる」、牛肉も500ベクレルだが、毎日は食べない、米は毎日食べる、もっと低くないといけないのです。もっときめ細かく基準値を決めないといけないのです。基準を決めて、越えたら出荷停止には反対、しかし、子供たちに安全なものを食べさせないといけないので、数値はいる、そのため、1kg500ベクレルなら大人は何ミリシーベルト、子供は何ミリシーベルトの被曝になると明確化しないといけないのです。


 「1kgでは、これまでは0.1ベクレルもなかった」のです。つまり、0.1→500とは5000倍であり、499ベクレルなら安全と日本政府は言っているのです。だから、500未満でも、何ベクレルか明示すべきであり、「500ベクレル以上は東電の社員食堂、国会の議員食堂に出す」、原子力を許してきた大人も食べる、子供には汚染のないものを与えないといけないのです。


 近藤さん、土壌汚染などについて調べるものの、本当に除染しないといけないマップはどうかと聞いて、小出先生、大まかなマップは作っているが、その中に濃淡の違いが大きくあり、それを調べるのが大変とのことなのです。


 群馬大の先生が2週間福島を調べて地図を作り、東京も15日、風に乗り汚染されている、地震活断層の地図もあり、あるとないで違うのですが、政府は、3月15日に公表しないといけなかったのに、パニックを恐れて公表しなかった、今からでも公表すべきで、ホットスポットを調べるべきというのが小出先生の指摘です。これを元に、農作物がどうなのかを調べないといけないのです。


 瓦礫について、被災地の瓦礫、地元で処理しきれず、全国で分散して処理するのに各地は積極的ですが、瓦礫に放射能汚染はないと環境省は言っているものの、汚染されていない瓦礫はない、原発の近くは猛烈に汚れている、ひとつの原発廃炉にすると、60万立方メートルのゴミが出る、大半のものを放射性物質の規制を外すことで処理しようと日本政府は画策してきたのですが、1kgあたり100ベクレル以下が基準であり、しかし、東京では汚泥は1kgあたり何千ベクレルなのです。放射能を日本中にばら撒く結果になります。大地は汚されて、「世界は変わっている」、日本の法律は適用不可能で、放射能が日常環境に出ているのです。


 被災地の瓦礫を神戸港に埋め立てると言うことで神戸のリスナーの質問があり、兵庫県知事が被災地の瓦礫処理を受け入れると言い、大阪湾に埋め立てるのですが、木屑、焼却灰(1kgあたり8000ベクレル以下)を埋め立てるのは「小出先生も心配」、日本は原子力を利用し、高低レベルのゴミを大量に出し、六ヶ所村に押し付けてきた、これをどうするかを突きつけられ、汚染したゴミは東京、大阪、神戸の大都市の人間が責任を取らないといけないと言うのが小出先生の見解でした。


 私も神戸の人間ですが、放射能とは無縁でないことを思い知らされました。また、今日は10シーベルトのお話はありませんでした(2日前、NHKのアナウンサーが青ざめていました)。以上、お知らせいたしました。