昨晩のたね蒔きジャーナル 6/27

今日も永岡さんがまとめてくださいました。

6/27(月)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。


 原発関係のニュース、循環冷却システム、今日稼動して1時間ほどでダウンです。アメリカやフランスの装置に頼らず、日本にいいものがあるのに、それを使わないという平野さんの指摘がありました。


 ゲストに、元官房長官平野博文さんが出て、不信任案、菅総理が辞めるからと否決したのですが、菅総理は居座り続けていますが、あの、鳩山−菅会談にいたのが平野さんで、野党の出す不信任案に与党が同調するのは極限の状態で残念である、民主党の分裂もあるので、極限状態を総理、執行部が汲み取らないといけないのにやらなかった、それで、民主党に結束するようにと、菅総理、ひとつの花道をと、引退してもらうための覚書を平野元長官が作ったのです。しかし、菅総理居座りで、それについて平野さんの意見を聞きたいとのことなのです。


 自民党浜田議員に政務官になって欲しいという意味、唐突な一本釣りで、自民党切り崩しである、菅総理自民党の神経逆撫でであり、大阪の平野さん、審議に影響ありとのことでした。平野元長官、参院のねじれのため一本釣りの意味はあっても、国会運営に悪影響がある、人事、十分相談していないものだとのことです。菅総理が相談できる相手は平野元長官、分からない、平野元長官、4月に菅総理と話をして、挙党体制をと言ったのに、菅総理、やっていないのです。


4者会談、菅総理は辞任と言わなかったことについて、確認書で、官邸から来たもので、辞任・退任に向けてのことという話が来ていたと言う事でした。不信任案の瀬戸際で、党を分裂させない、自民党に戻さないため、衆院解散せず、残り2年で信用を取り戻すため、民主党を国民の期待に沿える様に再生させる、しかし、いつ菅総理が辞めるかは、国会の法案を放り出すのではなく、復興基本法、第2次補正編成で菅総理を辞める花道とのことで、「早期」として、それは1ヶ月で出来る、6月に復興会議の答申が出る、それを受けての補正であり、遅くとも、7月には出来上がるとの平野元長官のめどであり、3ヶ月ではないのです。

このめどは、7月いっぱいで結論が出るとのことであり、しかし、菅総理に、期限を切ることはなし、現職、前職総理での会談で、法案成立で菅総理辞任のことなのです。しかし、再生エネルギーまで菅総理伸ばしている、この点で、平野元長官、菅総理にだまされたという意識はない、総理の言葉は重いのですが、菅総理は特例公債と2次補正のめどで、7月で菅総理辞めるとの平野元長官の意識です。国会の法案は野党との協力が要り、花道へのハードルが高い、政権はここまでやらせてくれとの駆け引きをすべて表でやり、収拾がつかなくなったのです。


原発解散は絶対にあり得ない、菅総理ベトナム原発を売りに行った、それで日本は脱原発と言えないのです。他の国にインフラを売り込みにかけているのに、エネルギーのベストミックス、原子力依存を減らすのはいいが、菅総理脱原発というべきでないというのが平野元長官の考えです。しかし、大阪市、平松市長は脱原発であり、それは、すぐにやめるという意味ではない、割合、比率を変えるという意味で、来年5月〜6月には関西の原発はすべて止まる、関西でエネルギーをどうするのか、という平野元長官の、民主党脱原発は行かないという考えでした。


 しかし、大阪の平野さん、原発再開への不審が強いこと、この原因は浜岡であり、浜岡を止めたら、他の原発は大丈夫なのかということであり、福島の原因を特定し、その対応をして大丈夫と言わないと国民、地元の理解が得られないと言うことでした。


 菅総理退陣に「花道」というのが国民不在とのリスナーの意見があり、これは、平野元長官、途中放棄でなく、めどがついたらやめてほしいということです。が、リスナーも菅総理に早く辞めて欲しいので、平野元長官、復興法案が出来、財源のめどがついたら勇退して欲しいとの見解でした。ポスト菅に平野元長官が出ることはないとのことでした。しかし、リスナーより、このままだと民主党、解体しろという意見も来ています。


 菅総理、沖縄の知事と会い、普天間の海外移設は難しい、辺野古と言い、菅総理、今の案以外に普天間固定化を変えることは出来ないというのです。沖縄の人が県内は困ると言っているのに、平野元長官、沖縄県民の意見も分かるが、普天間の危険性を取り除く、沖縄の軽減を2番目にするのが大切で、日米の安全保障もあり、何を最優先するかであり、将来は基地を削減するものの、今は沖縄、日本周囲は脅威もあり、日本国政府のことも考えて欲しいとのことでした。閣議決定の文書に、そういうこと(県外)を求めることはあると書いてあるのです。


 以上、平野元長官の発言をお知らせいたしました。


 永岡です、続いて、たね蒔きジャーナル原発の話になりました。


 原発のニュース、上関原発、山口知事は埋め立て免許を延長しない方針です。14万平方メートルの海を埋め立てて原発を作るものの、反対派の反対と、福島事故により中断し、山口知事、埋め立ての許可申請を認めないということであり、上関原発の建設は困難になりました。


 福島の人の、ホールボディーカウンターによる検査が始まり、長期間の低線量被曝の影響はわかっておらず、今後30年調査する、調査は問診表であり、200万人の検査を行うのです。問診により被曝量を推定するのですが、大変です。


 アメリカ、ネブラスカ原発が氾濫した水に入り込まれ、非常用電源が作動しました。その後、外部電源はつながりましたが、アメリカでは施設の安全に問題なしと言っています。しかし、原発は水浸しなのです。


 そして、小出先生のお話、汚染水の浄化、10日前からやってもトラブル続きで、今日も1時間でアウト、循環冷却の試みは失敗、汚染水浄化もトラブル続きで、技術はトラブルを超えてやっていくしかない、循環冷却も、トラブルは続く、これを乗り越えてやっていくしかないと言う事です。トラブルを学び、前に行くかは不明である、相手が放射能であり、被曝が避けられない、トラブル+被曝+汚染で、たどり着けるか、わからないのです。循環冷却は、小出先生もやって欲しいと言っていましたが、原子炉の炉心が健全ならやらないといけないものの、炉心はメルトダウンしており、循環冷却に意味がないという可能性もあるのです。また、梅雨で、汚染水が増える、このまま汚染水はあふれ出すので、水はすでに漏れている、循環冷却をするしないに関わらず、汚染水除去が必要なのに、それが進んでいないのです。


 福島県民への被曝線量の調査、原爆被爆者への調査を生かしつつやっていく(いつどこにいた)ものの、100日前のある時に自分が正確にどこにいたか思い出せない、かなりの誤差をもって評価するしかないのです。100日前の内部被曝の推定は相当な困難があるのです。ヨウ素セシウムだけで、プルトニウムも考慮しないといけない、ストロンチウムはホールボディーカウンターでは分からない(排泄物の分析をするしかないが、誤差が大きい)、ストロンチウムは推測できる(土がセシウムストロンチウムでどれだけ汚れているとかで、被曝の推定は出来る)が、相当大きな誤差を含むものなのです。福島県民に、結果が出るのは何十年後にがんで死ぬかを見るのです。


 原発の核燃料のゴミ、使用済み核燃料、燃料プールで冷やさないといけないのに、行き場のない核燃料が原発に保管され、プールの7割は核のゴミで埋まっている、これの行き先は再処理で原発に残らないとしてきて、従来はイギリスとフランスに再処理してもらっていたのに、最近、六ヶ所村で再処理しようとしても、本来は97年稼動なのに、いまだに実現していない、3000トン分の使用済み燃料プールを六ヶ所村につくり、それも満杯、このままだと、各地の原発の使用済みプールは満杯となり、「糞詰まり」で原発が止まる、今のものは中間貯蔵施設と言われており、青森に5000トンの施設を作っている、もちろん危ない、1基の原発の160倍の核のゴミであり、もし地震で倒れたらえらいことで、どの自治体も受け入れず、青森、むつが受け入れたのです。


 今日のお話は以上でした、明日以降も小出先生のお話をお伝えいたします。