昨晩のたね蒔きジャーナル 5/26

韓国からのコピペです。なんとか電波を拾いました。(三上)

今日も永岡さんがまとめてくださいました。

5/26(木)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛さんの司会で行われました。毎日新聞論説委員の近藤伸二さんも同席されました。後半に福島収拾作業に当たるシニア世代の元エンジニア、山田恭暉(やすてる)さんのお話もありました。


 被災地の避難所210箇所が、大雨で浸水の危険性があるのです。地盤への地震の影響も懸念されます。


 原発のニュース、震災後のサミットが開幕、復興への日本への支援、連帯を表明し、原発の安全基準を協議します。パリOECD50周年で菅総理自然エネルギー2020年代に20%にする技術革新を行い、日本への不信感払拭に努めています?自然エネルギー、前倒し、国際公約になります。


 スイス政府は福島事故を受けて、2034年までの脱原発計画を確定しました。ドイツも脱原発です(電力の4割が原子力)。

 福島、汚染水を移すこと、3号機の水をためている建物より水が漏れています。集中処理施設に移しているものの、移送先が満水で、トレンチの水位は5.9cm低下(20トン/日)、これは地下に漏れた可能性もあります。地下にもれていたら、汚染水の保管先にはならなくなり、汚染水を別の場所に移さないといけなくなります。


 海水注入一時中止、実際はなく、吉田所長が注水の方が安全と判断して注水を継続、それで、東電は報告の遅れで吉田氏の処分を想定しています。吉田氏、IAEAの調査を想定し、事実を報告したと言うことでした。国際機関が来るからちゃんと言わないと、というものであり、また斑目氏、私は一体なんだったのかとコメントし、自民谷垣氏も呆れています。


 そして小出先生の登場です。福島第1の、海水注水中止、所長の判断で続けられていたこと、事実がひっくり返り、「ものを言う気もなくなる」、「すぐに分かることでこんなことはあり得ない」、「何が本当かわからない」というコメントでした。菅総理、知らないと言っていた海水注入、内閣官房にも伝わっており、菅総理も知っていたはずなのに、「菅総理に伝わっても何も出来ない」、が、問題が発覚したら正確な情報が欲しいのです。


 リスナーの質問、福島の方(原発40kmにいる)から、昨日の話は衝撃的、燃料が地中に潜るなら、爆発、地下水汚染についてのことで、水蒸気爆発は、爆発の専門家ではないがたぶん起きない、圧力容器内で水と接触したら爆発するものの、圧力容器の底を抜けて、格納容器に落ちても、その後爆発的な反応はたぶんない、しかし、「地下水の汚染は危険」で、海へ流れる、井戸水に混じらないように対策が必要なのです。放射性物質が大気に放出されるのが怖く、その危機は1号機は過ぎた、後は地下、海の汚染が問題で、汚染を食い止めないといけないのです。


 1号機の危機が去ったこと、圧力容器に炉心があり、水があると爆発するが、溶けた炉心から放射能が出ますが、東電の説明どおりなら、メルトダウンであり、圧力容器、格納容器にない、圧力容器内での水蒸気爆発はないと思われます。が、2,3号機は分からない、炉心全体がメルトダウンしておらず、全体のメルトダウンで、水蒸気爆発の可能性はあるのです。2,3号機の水位計が壊れていて、そのデータによるのです。本当に、「どういう状態か分からない」、それだけ困難なのです。


 質問、石川県から、建設業で第1原発にカバーをかけに行く、家に放射能を持ち帰らないかについて、中学生の子供がいるのですが、内部被爆の検査について、やる気になれば出来るが、手間がかかり一人ひとり東電はやっていない、内部被爆の危険性について判断できない、防護服を着てマスクをして内部被爆は大丈夫というのが東電の姿勢で、外部被爆は防護服ではダメ、放射線計がいるのです。内部、外部の被爆に関わらず危険、内部被爆の測定は大変で、それでもやらないといけないのですが、福島の労働者全てへの測定は無理だろうとのことで、汚染区域に入る人はやってもらえても、他はやらないのでないか、ということです。内部被爆、ホールボディカウンターで測定、大掛かりな測定で体内のものを計ること、排泄物から放射性物質を測定して内部の量の推定の2つの方法があり、しかしどちらも大変なのです。出来ないわけではないが、ホールボディカウンター、1台で50人しか1日できない、カウンターがいくつあるのか、排泄物も何百人の分析は困難なのです。


 外部被爆、家に放射能を持ち帰らないか、ゼロには出来ない、防護服を着て、現地で捨てる、車での現地入行は汚染されるので止めるべき、と言うことです。


 今日の報道で、高圧注水系が津波前に地震で壊れていたというニュースが来て、東電は地震により壊れたものはないと言っていたのに、「これは大変に深刻なこと」、地震には持った、津波が悪いと、津波に押し付けようとしていたのに、浜岡も東海地震の真ん中で、地震が怖いのに、津波が怖いので防波堤があれば大丈夫と言ってきた、しかし、「地震への注意が一層必要」なのです。

 続いて「たね蒔きジャーナル」、福島事故で、若者に被曝させられないと、60歳以上の賛同者を集めている、山田恭暉さん(72歳)のお話です。


 山田さんは呼びかけ人で、この組織、代表はいないとのことです。行動隊の結成、汚染された中、冷却回路を最後は人間がやらないといけない、多くの人が被爆しながら工事をしないといけない、被爆、避けてもあるので、影響が少ない歳を取った人間がやるのが相応しい、歳を取るほど影響が少なく、歳を取ったものから作業しよう、現場で経験のある、歳を取ったものがやるべきと言うことです。


 山田さんは、原発に関わったことはないものの、水を回す、ポンプを回す、特別な施設ではない、一般の施設が原子炉で使われており、特別な知識がないと出来ないと言うことではないのです。山田さん、鉄鋼メーカーでプラントをやっていたのです。リタイアされて、鉄と関係ないコンサルティングをやっていたものの、今回立ち上がりました。


 リスナーから、ご家族の理解は、ということ、家族はOKと言っていることです。実際、奥様が電話に出られて、心配だが、賛成して、賛同して、応援している、思いをかなえたいということでした。皆さんの命を預かるので、それに心配はないと言うことでした。


 山田さん、呼びかけに、反応は、行動しようという人が180〜190人も来ています。応援する人は800人を越え、1000を越える人が加わっています。経歴はありとあらゆる経歴の人で、現場の職人、親方、鳶、土木、配管、溶接など、たくさんいます。クレーン運転手もいます。頼りになる職人と、現場を知っている技術者、原子力の研究家、大学の先生もいて、原則60以上、若い人で40代もいる、ぜひやりたい人は参加してもらっています。医学的に、どういう歳からいいかは専門の人の助言をもらう予定で、力仕事もあり、年寄りだけではダメ、現場には広い層がいるのです。


 たくさんの人が集まりましたが、実現のため、仕事させろと出かけてもダメで、東電とどういうパートナーシップを組めるかが問題なのです。実際の作業、炉が冷えて廃炉に出来るまで10年はかかる、被爆量制限から一人で出来ない、数千人〜万の単位が要る、国家が総動員して、健康管理して、国の仕事としてやれと、政府に働きかけているのです。


 その国、東電の反応は、具体化のため、いよいよ考えようと国もなっており、具体的な案ができる状態ではないが、その前まで来ているのです。


 実際は東電とパートナーで働き、実行部隊をやる、東電から納得した仕事をもらうグループなのです。


 近藤さんの質問で、決意は固く、賛同される方に、今の政府、東電の責任のなすりあいで、それに関して、自分たちで解決しようとは思わないのかについて、東電の対応、自分の子供の病気を始末できる親はいない、原発は東電の子供であり、自分の子供を守れない、東電にそういう要求をするのは無理との、山田さんの見解でした。


 実現に、報酬、安全確保(内部被爆管理)が要り、決死隊にならないのかについて、決死隊にならない、体制を整備して、今の体制では東電から業務請負した人が、下請けの人がバラバラできっちり出来ない、まとめて体制を整えて、仕事をして、その後のトレースもする、という体制を国で作らないといけないというのが山田さんの見解でした。もっと大きな体制が要るのとことです、その一歩が山田さんの仕事で、山田さんが部隊を率いて何かやるのではなく、100人の仕事の前に300人のバックアップが要る、リクルート、トレーニング、健康管理がいる、それを大きな組織として、政府がバックアップして(国の機構にするかは別)ということです。


 若者よりシニアが被爆しにくい、若者への思いやりではなく、20より30、同じ線量を被爆しても年上の方が影響が少ない、思いやりではないし、子供も作らない、次の世代に残さない、人類にとって得であり、思いやりとか、格好いいことではないのです。


 国会で、議員会館、院内集会、その中で話題になったのが、日本には54基の原発があり、福島の事故が他のところで起こるかも知れない、その際にこういう部隊を作り、用意する必要があるということでした。これで、お話は終わりました。


 何か、太平洋戦争の特攻隊のような気もしました。それに、別の原発で事故が起これば日本はそれこそ終わりでしょう。山田さんにこういう決意をさせるほど、収束の目処が立っていないのです。このたね蒔きジャーナル、毎回深刻なお話ですが、これが、2011年の日本の現実だと思われました。以上、お伝えいたしました。