細野さんと

来週、9日、10日とソウルのセジョン(世宗)センターで行われる金梅子(キム・メジャ)さんの舞踊公演に音楽をつけるため渡韓します。
http://www.sejongpac.or.kr/english/perfomance%5Feshibition/?code=smpb2009040913002&
もしソウルに行く人あればぜひ寄ってみてね。安い席は20000ウォンだし。

金梅子さんは韓国を代表する舞踊家で、日本にもたびたび訪れていてドキュメンタリー映画にも出演しています。
http://search.varietyjapan.com/moviedb/cinema_32185.html
http://doracoco.hacca.jp/050424.html

金梅子さんとは猿田彦神社のおひらきまつりでご縁をいただき、2011年のおひらきまつりで一度環太平洋モンゴロイドユニットで「日巫2001」という作品のコラボレーションをしたこともあります。
今回は細野さんに宗教学者鎌田東二さんが石笛とホラ貝など、札幌の嵯峨治彦くんが馬頭琴喉歌、そして僕と高遠彩子という珍しい顔合わせの5人で踊りの伴奏を付けるということになりました。

韓国舞踊の第一人者の金梅子さんは宮廷舞踊、民俗舞踊、儀式舞などを修得して大学の舞踊科の教授でもあった人で、現在は彼女の弟子に当たる人たちが大学の「民族舞踊」の教授になっています。
日本でこのような存在の人はいるのかしら?
そして民族舞踊科のある大学はあるのかしら?
というか、民族舞踊というものがそもそもあるのかな?
宮廷舞踊は雅楽-舞楽になるのかもしれないが…。
日本舞踊と呼ばれるものはあるけれど、あれはちょと違うでしょ。

この分野ははるかに韓国の方が豊かであることよ。
きっちり歴史のある民族舞踊というと、やっぱり神楽の舞しかないかも。

なんてことを考えながら、今、準備をしているのでありマス。