晋州から釜山へ

micabox2008-05-26

26日の朝はチョン先生の家で目覚めた。
「最後の晩はウチに泊まりませんか?」と誘われたのである。
今回は「ラブホ」「ソンス荘」「チョンさん宅」と一泊ごとに宿を変えることになったがそれもまた楽しい。
パンに卵にフルーツにコーヒーにというブレックファーストをいただく。チョンさん夫妻はカナダに長く留学していたことがあり、二人の子供もカナダ留学していて、生活は韓と洋を上手に組み合わせているのだ。

そして大神楽チームと中国チームに合流して観光へ。目的地は定番の双渓寺。韓国を代表する霊山、智異山の麓にある古寺で密教系なのだろう、チベット寺院の雰囲気もあるいい寺だ。
さすがに中国チームはあまり関心はない感じである。

僕にとってはここにはもうひとつの魅力があるのだが、それは「マッコリ」。
一昨年の日記にも書いたのだけれど、ここの参道にあるひとつの店の自家製はやたらに旨い。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=149455340&owner_id=278348

ほんとはここで食事をしてマッコリを飲みたいが、今回は40人くらいの団体なので店の能力はオーバー。そこで僕はマッコリだけペットボトルで欲しいとお願いして買うことが出来た。
2リットルのボトルで5000ウォン。コンビニで売ってるようなマッコリと比べると高いが自家製で旨いんだからむしろ割安。

これを参道を歩きながら皆に飲ませたら、皆ビックリしていた。
「でしょー、でしょー、でしょー」と鼻高々である。

そして晋州に戻って中国チームと別れ、日本チームは釜山へ。釜山港へ帰るのである。
6時前にフェリー港に着いたのだが、事前に言われていないし税関が閉まったので長持を積めないと言われたと、神楽のメンバーが慌てている。日本では予約無しでいいということになっていたので「だいじょぶですよ」と言う。
チョン先生が見あたらないので探しているうちに、チケットを見せろという感じに状況は変化。結局現場の人間がちょっとイジワルだったということかも。
でもここまであまりにも順調にきたのでこのトラブルは「調子に乗るなよ」というサインだろうか。

無事に伊勢大神楽の人たちが出国するのを見送ってから我々は「打ち上げ」へ。
釜山はめちゃくちゃ大きな魚の市場があって、生きた魚もたくさん売っている。アメ横のすべてが魚屋でその奥が食堂になっているという感じだろうか。しかも新しいアメ横ビルのようなビルがあって、そこの一階はほとんど生け簀で活魚を売る店。ここで魚を買って調理法を決めて二階の食堂で食べるというシステムなのである。後で知ったところによると日本人が行くとかなり高いらしい。僕らは韓国人と一緒だったのでそれよりは安いが、それでも韓国としては高いだろう。

この時のメニューはといえば、ヒラメとクロダイの刺身、ホヤとナマコとユムシ(韓国は犬のチンチンという意味のケブルなのでチョンさんに名前を聞いたときは「海の虫」と呼んでいた、まあ釣りえさみたいなユムシ動物門ユムシユムシユムシ科の海産無脊椎動物)の刺身、というか生食。生きたイイダコのぶつ切り(塩とごま油味)、アナゴのコチュジャン焼き、焼きサザエという豪華なラインナップ。ヒラメの縁側がちゃんとしていないのが残念。日本人が教えたあげなきゃダメだな。

そして最後は魚のアラを使ったメウンタン。…これが抜群!!
http://www.koparis.com/~hatta/zukan/010380.htm
釜山港を眺めながら、ケッコウな打ち上げでした。

そしてコモドホテルまで送ってもらってチョンさんたちとも別れ、ばばちゃんたちとちょっと部屋飲み二次会をして韓国最後の夜は更けていったのでありまにだ。