24日朝

民宿を出て「神楽の湯」へ。よくある公共温泉だがていねいに作られている感じが良い。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉で濃い。露天に浸かったがぬるさ具合がちょうど良く、いくらでも入っていられる感じで僕としては珍しく長湯をした。
温泉成分以外にも「気」が入っているのかな。

そしてまたみんなのリクエストで「丸西屋」さんへ。一人がふわふわそばがきも頼んだので一口食べてみる。すごく作るのがタイヘンなのだそうで、それだけの美味しさがあった。

そして「気の出る神社」でちょっと気を浴びて遠山をあとに。
途中、看板を見つけた飯田のリンゴ農園でリンゴを買いたいというメンバーがいて立ち寄り、しばしリンゴを食べたりジュースを試飲したり。
美味かった。
「当たりだったね。気を浴びたおかげかな」などと言いながら順調に東京に戻り皆と別れる。

そして荷物を置いてから新宿へ。紀伊國屋ホールの神田山陽独演会に行くのだが、その前にいつものBERGに寄ってエーデルピルスを一杯ひっかけた。イブということで込んでいたな。

今年の山陽はいろいろ仕掛けのある講談、というかパフォーマンスに挑戦していて、いろいろ段取りが大変そうなのが見えてしまってちょいと落ち着かない。
一人しゃべりで間違ったりするのは気にならないのだが…。

終わってから友人とイブの新宿へ。二人ともイブを過ごす異性はいない。淋しいけど慣れたぜっ!!　と強がり。
せっかくだからちょっとひっかけるかと思い出横町へ。「つるかめ」が満員で初めての「金傳」へ。カウンターだけの中華居酒屋だがなかなかよかった。餃子とかピータンとか頼んだのだが、レバカツがあるとこなんかは横町っぽい。

中国人のコックさんがガツを洗っているのがカウンター越しに見えて、何を作るのかと思っていたら茹でてから炒めていた。その時に唐辛子と酢をたくさん使うもんだから店中がむせてしまい、店員すら階段に避難していた。

メニューにないからどうやら「賄い」らしいのだが、「それなーに?」と尋ねたら「ガツ」と答え、ちょっと味見させてくれた。辛かったけど調理中に想像したからさほどではなく、ガツも柔らかくて旨かった。黒酢をたくさん使っていたのがミソだな。今度やってみよう。それとこの店の調味料として出てきた「にんにくごま油」もなかなかだった。

思い出横町、再開発の話もあるができればこのまま続いて欲しいものである。