冬至の日

micabox2007-12-22

前夜、かいぶつ祭り二次会を辞してざぶとん亭さんと東西線の終電一本前に乗って、隣の早稲田の写真家そめやくんのスタジオへ。キャンプ用のベッドでビバークする。

7時半に起きて支度をし、ボーッとしながら東京駅へ。コーヒーを飲んで人心地つけて京成高速バスで安房鴨川へ向かう。はじめてアクアラインという道路を通るが半分寝ていてよくわからなかった。

バスは所要時間2時間という速さで安房鴨川駅に着き、テトラスクロールの真魚さん迎えに来てもらう。今回、冬至の日に神楽VJを企画してくれた真魚さんとは初対面だが関西気功協会の会員でもあったらしく、いろいろ縁があったようだ。

初めて行った南房総和田浦に向かって走っている時「なんだか宮崎みたい」と言ったら先日来た宮崎の人も同じことを言っていたとか。太平洋側は似ているんだな。和田という地名も紀伊半島から鯨取りの文化を持って移ってきた和田一族から来ているらしい。
車を降りて海を見るとネコザメが。いつも水族館みたいにネコザメがいるのだそうだ。
龍神さまの祠もいい感じである。

真魚さんは15年ほど前に移住してきて、昭和の民家を借りてテトラスクロールという店をやっているのだが、今回は神楽VJということで店の前も祭りの雰囲気にしてしてくれていた。近所の人は不思議がるだろうなあ。
家の中も仲間の舞台美術をしていた人が作ってくれた花祭の時の切り草「紙飾り」で飾られていて感激。ホンモノとほとんど変わらない同じ。

1時スタートで終わってみたら4時半。3時間半もやってしまった。
でも僕はまだ「見せたりない」し、来てくれたことも「見たりない」感じで良い雰囲気だった。東京からわざわざ来てくれた人もいたのには恐縮。

6時のバスでまた東京駅に戻り、中央特快で高尾へ高尾から普通電車で石和温泉へ。途中の大月あたりで雨が雪に変わりけっこう積もっていた。
南房総の南国ムードから一転の冬景色。冬至の夜の各駅停車の旅は思い出深いものになった。そして翌日は南信州遠山郷へまた行くのである。