こども落語の会

micabox2007-08-12

8月12日*
石和の「こども落語の会」で急きょ太鼓を叩く。
出ばやしのようなものをピアノでやるのだが、前日のリハーサルを覗いたときにピアニストの圭ちゃんから「太鼓があったらいいなあ」と言われ、ちょうど石和に楽器を置いていたので「じゃやりましょうか」ということでお手伝いしたのである。
この「こども落語の会」は今年で二年目。笛吹市の文化イベントだが、ざぶとん亭ばばさんプロデュースで林家彦いち師匠が半年通ってこどもたちに落語を教え、夏休みに発表するもの。
主に小噺を披露するのだがその人数は42人!!去年に続いてのこどもも多く、ちゃんとネタをやる子もいる。「両親を敬うもんだよ」なんてセリフを実際に声に出せばその気になるはずで、大人から「親を敬え」と強制されるよりよっぽど効果的だろう。人情とかもわかるはずである。

この日は発表イベントということで、こどもたちのあとに林家彦いち神田山陽の二人会もあり、大いに盛り上がって終了。
この「こども落語」の試みはこれから全国に波及するだろう。でもちゃんと落語がわかるプロデューサーとこどもがわかる落語家がいないと成功するとは限らない。
「間違ってもいい、上手じゃなくてもいい、自分の言葉でしゃべるんだ」ときっぱり言える彦いち君のような落語家はなかなかいないぞ。
http://www.zabutontei.com/blog/uview.cgi?20070813102404OS14.txt

終了後に甲府・桜座で行われた「カンボジアサーカス学校」の公演を見る。ここでは日本とは比べものにならない厳しい環境に命がけで育ってきたこどもたちが、笑顔を振りまきながらパワフルに演技をしていた。
ここにも良いプロデューサー、指導者がいるのだな。
今日、明日は東京で公演です。
http://www.sozosha-net.jp/cambodia_circus_school/index.html