札幌の自宅にて冬の準備。

micabox2007-07-19


本来の北国の生活だと夏から秋は冬越えの準備で木を切って薪割りをしたりしなければならない。漬け物を漬けたりとかもね。
でも現代ではそんなことする人はほとんどいないし、今そんなことをしていたら逆に「優雅ね〜」などと言われかねない。

だけどそのプチ冬支度でウッドマンを、音楽作業のあとの夕方この3日間少しずつやっていた。優雅じゃなく。
隣の家がこのあたりの地主で鬱蒼とした庭の恩恵を受けていたのだが、この冬売却のためにそこを更地にしてしまった。それで切り倒した木をゆずってもらって薪にしようと思ったのだ。
無駄な出費は許されない今の家計の中で僕のただひとつの道楽と言っていいのが「薪ストーブ」で、毎冬薪を買っているのだが、これで少しは薪代が浮くだろうという魂胆である。

そのためには自分で木を切ったり割ったりしなくてはならず、その第一歩としてまず、木をチェーンソウで切ったのである。チェーンソウと言ってもエンジンの本格的なやつではなく電動なのでコードが付いており、ホラー映画のような使い方は出来ない。
薪ストーブを導入した年に安売りのやつを買って、時々使っていたのだが今回ほど大変だったことはなかった。

というのもほとんどの木はまだ生だったのである。チェーンソウはのこぎりを曳く作業を機械にやってもらうのだが、木を切るためにはこれをしっかりと木に密着させていなくてはならない。手作業より何倍も早く切るわけだから押さえているのにかなり力がいるのである。シラカバ以外はきつかった。
乾いた薪を切っていた時はなんともなかったが、生のしかも堅い木を切って、その大変さを実感した。林業は大変だ。白蝋病にもなるわ、こりゃ。

最初は切った木を生のうちに割ってやろうなどと思っていたが、明日からまた東京なので今回は出来なかった。そしてまだまだ切りきれないやつは次の次のシーズン用だからとりあえず積み上げて乾燥を待つことにする。生木は重いのでこれを積み上げるのも疲れたぞ。まあ、普段肉体を使わないからなまっているだけなのだが。
そしてそれはなんかインドとかで火葬にするときみたいになったけど…。

東京では高尾の方で間伐ボランティアというのがあるらしく、やりたいと思っているのだが、ウチで少し鍛えてからでないと足手まといだと思ったにわかウッドマンであった。