11日

micabox2007-06-12

高千穂の人たちは朝6時出発。5時半に僕の部屋のモーニングコールが鳴る。そしてしばらくしてスーツケースのキャスターの音がしたが、昨夜のうちに挨拶はしておいたし起きられないから見送りはパス。9時頃起きてシャワーを浴び11時の迎えを待つ。
チョン先生は大学の仕事があるので中国の儺儀の人たちと一緒にバスでプチ観光。南海へ行く。途中タバコ休憩で小さな公園で休憩したが、そこにシートを敷いてごはんを食べている人たちがいた。通訳の金さんが話しかけるとお父さんの誕生日祝いのピクニックらしい。刺身でごはんを食べている。「この辺は魚おいしいです。食べさせてもらいましょう」と言って味見をさせてもらう。焼酎まで勧められた。「韓国人は人情あります。こういうのオッケーです。」たしかに日本じゃぁ、よほど田舎に行かないかぎりは見ず知らずの他人に弁当食べさせないよなあ。
バスは港に着き、市場のような建物へ入る。魚や貝やタコなどが水に入って並べられていて新鮮だ。スタッフの金さんが「三上さん三上さん」と手招き。行ってみるとおばちゃんがしゃがんでナマコをぶつ切りにしている。真ん中くらいでコノワタが顔を出すと引っ張り出して手渡してくれた。どうやら中国の人に食べるところを見せてやってくれ、ということらしい。大好物なので喜んですすると中国の人たちは目を丸くしていた。でも「美味しい」っていうのと「精がつく」っていうのを身振りで示したら興味津々。「精がつく」のには皆弱いのね。
ぶつ切りにしたものを皿に載せて外へ持って行き、ヤンニンコチュジャンで食す。生魚は食べないという中国人、最初は恐る恐るだったがほとんどの人が「うまいうまい」と言って食べていた。こりゃマグロはほんとに将来なくなるな。
晋州に戻り中国の人は一旦ホテルへ。僕らとは違う宿だったのだが「ホテル・バッキンガム」というラブホテルだった。日本と同じように駐車場の入り口が目隠しされているのですぐわかる。こっちに泊まってみたかったなあ。
中国の人たちと別れ鄭さんと落ち合って買い物したあと、鄭さんの家でティータイム。郊外の農村にあるヨーロッパ風の家である。鄭さん夫婦はカナダに留学していたので生活の半分は洋風なんだな。
「夜はスタッフと食事します」ということで町に出かけたら、またここでも中国の一行と一緒。焼き肉屋らしいのだが、肉は野菜と一緒にタレとからまっていて、鍋にスープを入れてから焼く?方式。プルコギに近いのかな。中国の人たちは牛肉なんだけど、韓国人と日本人は「モツ」!!にしたそうだ。韓国もつ鍋、うれしい。ハチノスとか入っていて岸田屋の煮込みと同じような材料。弟子と共にウハウハと喜んでいたら「生も食べますか?」と。「もちろん!!」ということで出て来たのはレバ刺しとセンマイ刺しに肺刺し。レバの旨いことったら!!
なわけでこの日はすっかり飲めるように回復していたのでマッコリもたっぷりいただきました。
夜は鄭先生宅に泊めてもらい0時頃就寝、翌朝8時に出発して釜山空港へと向かったのでありました。今年もハードスケジュールだったけどなんとか持ったのは韓食のおかげだなあ。
高千穂神楽は大好評、仮面展も神楽VJも評価されて大成功に終わってめでたしめでたし。
フェスのプログラムで印象に残ったことは、また元気が出たら書きます。