6月8日

micabox2007-06-09

前夜は食べ過ぎたので朝食はパス。ロビーに行ってみると高千穂の人が一人取り残されていた。朝食の集合時間を勘違いして1時間遅く出てきたようだ。宿には食堂がなくていつも近くの店に食べに行くのである。
高千穂の人たちもかなり酒盛りをしたらしく「タバコをみんな吸われちゃって、タバコを買いたいんだけどまだ両替していないので銀行に行きたい」とのこと。
外へ出てまずはコンビニで立て替えてあげてマイルドセブンを購入。2500ウォンなのでだいたい300円くらいで日本とそんなに変わらない。
市外中心部へ行き銀行を探すが、日本みたいな「いかにも銀行」という看板が見あたらず遠くからは見つけられない。「BANK」と英語が書いてある建物を見つけたので入ってみるがATMしか開いていなくて、窓口はシャッターが降りている。9時半頃だったので「韓国の銀行は10時開店なのかなあ」と思い、シャッターの中の人に身振りで聞いたらシャッターが開いた。どうやら開店時刻ピッタリだったようだ。無事に換金できて宿に帰りメンバーと合流。みんなで近くの市場へ行く。
韓国によくあるタイプのマーケットで、道路の真ん中にも露店が出るので道が狭いが、そこをまた車が入ってきたりしてエネルギッシュである。買い物はスーバーの方がいいという通訳の金さんのアドバイスで見て歩くだけ。
タクシーでスーパーへ移り、買い物の下見。どんなものが欲しいかリサーチして「それならこれがいい」と金さんが勧める。僕が韓国独特の「アルコール分解飲料」を教えると「昨夜は飲み過ぎたから」とみんな買い求める。2本で900円くらい。韓国の感覚では高いものだが効き目はあって、これが酒の売り場でウィスキーと一緒に並んでいるのだ。
昼食はこの日大阪から着いた和太鼓グループと一緒にコムタンの店へ。さすがに酒を飲む人はいなかった。
4時から市内パレード。高千穂の人たちも参加したが、人数よりも持ってきた面の数が多いのでせっかくだからと僕も参加。「ご神体」という演目の面を着けてもらう。面を着けるのは花祭、遠山祭りに続いて三回目だ。炎天下を30分ほど歩いたので汗びっしょりだが、やはり日本の面は珍しいらしくみんなが写真を撮りに寄ってきた。
仮面劇フェスでの会場は南江という大きな川の河川敷に作られた舞台で行われ、この日は夜に20分の出番。中国の儺儀に続いて「手力男命」と「鈿女」を演じた。
メンバーの一人がテレビの生中継にかり出されたので、終わったあとも会場でしばらく待つ。
僕はムーダンのクッが見たかったが、この時は団体行動だったので途中であきらめ宿に戻る。お腹が空いたので何か食べに行こうと言うことに。閉店間際の「ウナギ」の店に行き、閉店を遅らせてもらって今日の打ち上げ。「白焼き」と「タレ焼き」があり、日本人の口に合うのは「白焼き」だが僕は真っ赤で甘辛い「ヤンニョンだれ」の塗られた方が韓国らしくて嬉しい。一人前に5-6匹のウナギが使われているので人数分注文したら食べるのに大変だった。
0時過ぎに宿に戻ったら、夜に釜山に着いた弟子のNが深夜バスで晋州に到着。自力で宿に着いていた。事前に宿の写真を渡しておいたので、バスを降りてからその写真を見せて道を尋ね、たどり着いたのである。さすがは恐い物知らずの大学生、グッジョブである。
風呂に入ったりして2時就寝。