ひとり井戸端2曲目、まず1の続きから。

ギターのエンディング。これはフリー。けっこう「引っ張って」いて初っぱなから余裕が感じられる。浜口さんが「やってるやってる」って感じで微笑むところがちゃんとうつってる。リハではもっと歌謡曲っぽかった時もあり。
だから福岡で「東京ロマンチカです」って言ったのかも。

さて二曲目「ろっかばいまいべいびい」。
これは名曲中の名曲だがやたらにむずかしい。シンプルに聞こえてるのに演奏するとむずかしいというのは細野さんの曲に多いのだが、これはその中でも特別だ。
コード譜があるんだけど、コード進行に合う音が曲に合うとは限らないのね。コードとメロディーが合わさって、また別の和声感が生まれてて、それが曲の雰囲気を作っているんだな。音を選ぶのに苦労した。
それと、サビに行く前のところ。思わずみんなで弾いちゃってユニゾンになるので、リハの時に「ユニゾンにならないでね」と言われたんだけど、次にやった時は全員弾かなくて「素」になっちゃった。「あれー今度は誰も弾かないんだ!?…いーな〜、これ、シャイで」ってウケたけど、誰かは弾かないとね。福岡ではベースの伊賀君が弾いてくれた。
ボーカルについては福岡になってやっと声が出てきたって言ってるけど、特典映像の狭山でのこの曲の表現力は素晴らしい。現場では自分の演奏で精一杯だったからわからなかったけど、あらためてビデオを見ると「色気」があるね。「泣かないでさ」の「さ」なんてね。