昨晩のたね蒔きジャーナル 金曜版

5/11(金)

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。トラの勝利で水野さんも近藤さんもリスナーもご機嫌です(トラファン以外の人、特に巨人ファンの人すんまへん(笑))。

 原発のニュース、東電は家庭用電気料金を10.28%引き上げを申請し、枝野氏、専門家委員会を設けて検討すると言うことです。

 プレイバック川柳、今週近藤さんの選んだのは「命がけ政治と付くと 安っぽい」でした(泣)。

 そして特集、「水野晶子のどないなっとるねん」、小沢氏に無罪判決で、指定弁護士が控訴しましたが、小沢氏の今後や政界の今後、橋下氏のことを、MBS東京報道の神崎智大(ともひろ)記者の報告がありました。神崎さんの永田町取材で、控訴が決まり小沢氏が公の場に出てこないこと、風邪を引いているのが理由ですが、大物の政治家は入院などすることをするので、小沢氏もどうやら対策を練っている模様です。小沢グループ、落ち込む人、怒る人もいます。小沢氏の政治活動を妨害しようと控訴した、官房機密費が指定弁護士に流れたと言う人もいるのです。

 今回、控訴しても無罪の覆る可能性は低く、検察の控訴は新しい証拠がないと門前払いであり、自民党も、社民党も控訴に問題ありと言っています。検察審査会の問題もあり、議決も紙1枚で、でっち上げの捜査報告書の根拠も不明と近藤さん言われました。小沢氏に近い人はそれを追及しているものの、高裁の審理が棄却でも1年かかり、小沢氏は被告になるのです。

 小沢氏の控訴で、実際問題、あまり関係ない。小沢グループも、政治家は世間の見方が大事で、影響力は一緒なのです。野党も控訴に喜んでいるのではなく、小沢氏、証人喚問を要求して、裁判があると逃げてきたのが、無罪確定ではなく、自民党は残念ということで、小沢氏マイナスとはならないのです。

 小沢氏のやり方、新党を作るかについて、残るパターンは9月の代表選があり、野田氏、選挙でもう1回行かないといけない、小沢氏、その代理を出す戦略で、代表選は国会議員+サポーターの合計であり、小沢氏に近い人は小沢氏に近いサポーターを入れると言う人もいるのですが、代表選小沢氏は3連敗で、自身に近い議員が離党して減り、小沢氏が代表選で勝つのは難しいと見られているのです。

近藤さん、当面は出ていく気はない、衆院で消費税、小沢グループがどう出るかであり、解散権を持つ総理が強いが、小沢氏は人数が限られ、近畿で橋下氏と組んでも数は知れており、来年の選挙にしたい模様です。選挙を棄権するか、反対票をいれるかについての質問、神崎さんは採決に行く前に勝負(小沢氏が野党をけしかけて不信任案を出させる→小沢氏が賛成したら可決→野田氏は解散or総辞職)、6月に選挙ですが、小沢グループが勝てるかが問題なのです。

 そのために、選挙だと国民的な人気のある人と組み、橋下氏も今の政党を辞めて維新に来てもいい(「議員さん維新の会へ いらっしゃい」との一句あり)としており、小沢グループ民主党を出て維新に入る可能性は全然ある、永田町では常識で、選挙で比例で維新と書いてもらえないので、政治塾をやってもなかなか難しい→現職を集める→小沢グループが最も可能性が高いのです。神崎さん、大阪の人は民主党では闘えないと言っており、維新と組みたいと言い、全国で小沢氏が橋下氏と組むなら100人以上出るという模様なのです。橋下氏にはそれほど強いと言うことなのです。

しかし小沢グループだけでなく、自民党も維新と話をしており、橋下、松井氏が安倍元総理と話をして、自民は維新の推薦を大阪でもらうと言っているのです。具体的に名前が出ているのです。維新は公明と選挙協力みんなの党とも組む、石原氏とも組むと言われ、ポイントは橋下氏の本人の考えが分からないことで、小沢氏は橋下氏と組みたいが橋下氏は不明で、小沢氏と橋下氏は一緒、政局について言わず、疑心暗鬼になり、存在感が増すのです。小沢氏の手法を橋下氏がやっており、橋下氏が西の小沢一郎と呼ばれる日も近いと神崎さん言われました。生き残りのためなら今までの主義主張を捨てる人もいることは今まで見せられたが、と水野さん感嘆されました。

 最後に、近藤さんの幸せの雑学、東京の液状化、千葉の地震が怖く、なければどんと大きいのが来るのではとさらに怖く、近藤さん散歩をよくして、本音は今までの話と異なり、どこの店の何がおいしいと言っていたのが、向こうに行ってもみんな会えるか、この家で死にたいとご主人が言っていた、今さら引っ越せず、マンションを借りても引っ越しは大変で、職場を離れて生活できず、首都圏地震だと関東のどこに行ったらいいかになり、相当深刻になっているのです。

 寺田寅彦の「天災は忘れた頃にやってくる」というのは、寺田の本にこんなものは出てこない。別の人が寺田さんがそういうことを言っていたと言うのみであり、寺田さんの随筆、興味深く、関東大震災の後に、地下都市の必要を言い、戦争のそなえと言うことで、文明は進めば災害が激烈になり、建物が増えるほど災害で壊れるので、文明が災害を大きくする。

 国の機能がつながってくるほど被害が広がる。震災でサプライズチェーン(供給網)がやられ、これも文明であり、災害を受けていない土地も危なく、開発された土地は試練を受けておらず、戦争は人間の手で避けられるが、天災に最後通牒はなく、しかし、国は防ぐ手立てを取っているのかと言い、1854年に、安政地震が起こり(東海〜東南海〜南海)、1707年の宝永地震は日本最大、日本には100〜150年で地震が起き、日本の1/3が死ねば全体が死ぬ(チェーン化されているので、1/3でおしまい)のに、日本はそれに備えているのかと、寺田さん、戦争中に書いており、災害対策はたくあんの代金にも足りない。地震は100年後を想定している政治家はいるのか、消費税、どこかの島を買うのではなく、地震対策をせよと言われました。国を守るのは、地震から守るものと言うのです。

 今日も面白いお話でした、今週もたね蒔きをお伝えいたしました。