昨晩のたね蒔きジャーナル 8/17

8/17(金)
 
 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。 近藤さん、尖閣竹島問題、外交はこう動けばどうなるかの想像力が要り、尖閣では数人規模ではともかく、海保でも手に負えない人数で占拠されたらどうするか?中国政府はどう動くか、一線を越えたらどうするか、という裏側は緊張しており、この人数で済んで帰ってもらえたが、国際司法への提訴はベターで、韓国は自分たちのものというなら、なぜ司法に出てこないかと言える。尖閣は、別問題で、強腰弱腰論もあり、共にその先に最悪の事態(武力衝突?)を想定しているのか?歴史認識があり、よほど腹を割って話し合わないとダメで、日本だけの歴史認識でやってもダメで、想像力を時の政権が働かせるべき。そしてアメリカ、韓国、中国がこう動いてアメリカはどうするか?韓国をアメリカは頼りにして、中国ともアメリカは事を構えられず、日本はいい状態でなく、それで外交をやらないとダメ。李大統領のものの見方があるのです。日ごろの外交力が出てくるのです。

 原発のニュース、維新政治塾に、原子力安全保安院国交省の職員など、公務員が入っているのです。橋下氏は公務員の政治活動をするなと言っているのです(ヲイヲイ…)。

 川柳で振り返る1週間プレイバック川柳、今週近藤さんの選ばれたのは「終戦日 尖閣竹島 まだいくさ」でした(今週は説明不要でしょう(泣))。

 水野晶子のどないなっとるねん、今週のテーマは、お盆の永田町一番の話題の大阪維新の会で、様々な国会議員の合流が取りざたされ、安倍元総理の名前も出ています。これを、東京報道の神崎智大(ともひろ)記者の報告と、水野さん、近藤さんの維新の会に関するお話がありました。お盆休み、永田町は踊り来るっていると言うのです。あっちの党も、こっちも橋下氏と会い、しかし橋下氏の思想に近藤さん疑問がありました。そこをはっきりさせるのです。
 合流したい議員も具体化して、神崎さん、普通のお盆休みは地元で夏祭りを回り、毎日10箇所以上周りよろしくと言うので永田町には議員はいないのに、今年はそうではない。選挙が近い、自分は危ないとなり、橋下氏、5人の議員と会い、維新は政党になりたい模様で、橋下氏と合流したい人が次々と湧き出て、自民、民主、みんなであり、道州制の学習会と言うものの、大阪都構想で橋下氏とやりたいというもので、さらに民主を辞めた人が維新に入り、維新の立場は、今後の選挙で国政政党に間違いなくなる(ならないと比例代表に出られない、維新と投票用紙に書けない)。5人の国会議員が要り、これは簡単にクリアできる、どころか50人くらい集まる(特に民主党は期待がなく、受け皿があれば行きたい人が山のようになる)ものの、維新側は最初の5人でイメージが決まり、そこに行き場のない人がいたら維新の評価も下がり、そこに選挙に勝てる人+イメージのいい人(若手、中堅、40〜50代の議員)を求めているのです。今名前の上がっている人が全てOKではなく、民主党を辞めた若手でも、みんなの力で政界維新とポスタ
ーに書いている人もいて、しかしそういう人は橋下氏、すぐには受け入れられないのです。最初の5人には不向きなのです。

 松野氏、熊本の議員で、永田町で評判がよく選挙も強い。自民の西村氏(たね蒔きにも出ている)も最初の5人になるなら、維新もなかなかと言ってもらえるのです。しかし、自民、民主を辞めないといけない。西村氏は自民を辞めてまで行かない(自民は民主に勝てるので、辞める理由なし)。みんなの党は、橋下氏が会ったときは、みんなの党に強気であり、みんなの党を解体してこっちに来てくれと言っているのです。渡辺氏、片思いに近く、みんなの党は連携したいのに、橋下氏は冷たく、ダブル選挙でも渡辺氏来たのに壇上に上げておらず、この期にみんなの党を乗っ取る話もあるのです。

 それで安倍元総理、リスナーよりどこが維新かと意見があり、安倍氏は維新ではない(笑)。しかし、維新はもともと自民であり、国政に出て組むなら自民は自然。松井氏、安倍氏と仲がよく組みたいが、橋下氏は自民だけでなく、全方位(民主、小沢氏とも向いている)+安倍氏の評価が高くないと知っているので、やや距離があるのです。安倍氏、自民では脇に追いやられ、3党合意で進められ、これは安倍氏と反対の勢力の主導で、安倍氏は蚊帳の外。来月自民は総裁選で、安倍氏はもう一回出たく、しかし勝てない。それで維新があり、安倍氏が勝つには、総裁になったら維新と連携すると言うしか方法がないのです。自民も支持率が上がらず、維新と連携できるなら魅力。なら、維新と組むために安倍氏という道もあると言うのです。

 近藤さん、安倍氏との連携について、リスナーより、ごちゃ混ぜ党にガッカリとあり、近藤さん、維新に行くなら、風に乗る、ブームに乗ると世間は見て、政治信念はどうなるのだ?安倍氏は教育、憲法改正は合っているものの、次の選挙の争点は原発で、橋下氏が脱原発なら、自民は推進で、有権者にはまだら模様になり、国論を二分するならば、原発を明確にせよとなり、安倍氏、橋下氏、松井氏がちゃんと答えないとダメなのです。リスナーより、合流する前に維新の政策を確かめよと言うのです。一本通ったものを日本人が好きで、安倍氏が一緒にやることに、抵抗はあるというものです。

 リスナーより、自民+維新で組んで、憲法改正かについて質問はあり、維新と自民の組むのには抵抗がある(自民は全国に候補を出せる)、組むなら、小選挙区は自民、比例は維新とするが、そうしたら公明が怒り、それはなかなか出来ないと言う事です。しかし、自民は社会党と組んだこともあるのですが、そのようなウルトラCを実現する豪腕が安倍氏、松井氏にあるのか、なのです。
 どの方向に行ってもメリット、デメリットがあるのです。これが水野さんの結論でした。リスナーより、次の選挙で「自公いや 維新未熟で 民論外」とあり、マスコミは橋下氏に利用されているとの指摘、安倍氏の連携、日本を離れて見ていたら、日本の中しか見られない政治家に、世界にいる人が困るという意見がありました。

 最後に、近藤さんの、幸せの雑学、たまねぎにあってたね蒔きにないものは何かとなぞをかけられて、単純で、「濁点」であり、俳句にあって川柳にないものとは問われて、「季語」である。川柳にあって俳句にないものは笑いで、これは正岡子規のせいであり、日本には集まって和歌を詠む歴史があり、江戸時代にそういう遊びが流行り、芭蕉がゲストで来る。最初の句は気候の挨拶で、季節を共有する気持ちが要る。和歌、連歌をやるのは眺めも良くて気候のいい時がいい。最初のメインゲストは、季節を入れるのがルールにあり、正岡子規が俳句と名づけた。俳句はおかしみであり、川柳の笑いで、俳句は笑い、ユーモアを忘れて、俳句の意味がなくなり、川柳が笑いを大事にしている。俳句も川柳もそういう中で兄弟の文芸であり、川柳を見て、俳句なのに川柳のようなものはダメ、中途半端なものはダメ、とことん俳句は季語なら、川柳はとことん滑稽感を出し、俳句も川柳も最終的には人間と近藤さん言われました。句をひねるのは脳に働き、ボケ防止になるのです(笑)。

 今週もたね蒔きをお知らせいたしました。