昨晩のたね蒔きジャーナル 4/17

4/17(火)

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。今日は大阪市・橋下市長の脱原発の内幕と題して、大阪市特別顧問の古賀茂明さんのお話がありました。平野さん、尖閣を東京都が買うのは難しい(議会が同意するか、石原氏がワシントンで言ったのも問題)と言うことです。また、尖閣問題で中国に分はなく、それをパフォーマンスで蒸し返したと言うことです。

 原発のニュース、京都と滋賀の知事が大飯再稼働に国民の理解を得るように声明を出しています。福島事故の原因究明から再稼働、電力需給を第3者委員会で検討せよと言っています。国民への説明が不十分と言うことです。

 電力不足、大阪と滋賀が検討し、関電は一昨年並みの猛暑だと電力が18%不足すると言い、府市統合本部の飯田氏、中部からの融通や揚水発電があればまかなえると言っています。政府は夏の電力について検証委員会を作り、第3者の立場で分析するものを連休明けに結論を出すとのことです。

 大飯再稼働、野田総理らの会合で、議事録が作られていなかったのです。4閣僚+仙谷氏でやり、官僚なしの会合が議事録なしで、政府の意思決定の過程が不鮮明なのです。平野さん、意図的なもので、最初からこの会議で作らなかったと言うことです。

 そして、古賀さんのお話、お電話での出演の模様です。古賀さん、この番組は何度も出ておられて、経産省、電力会社を変えないといけないと言われて、今は橋下氏のブレーンです。

 大飯の再稼働の8条件、この内幕、原発の論点は2つあり、安全かどうか、安全でも電力が足りるかであり、どうしても事故直後、みんな原発はいやと思ったものの、時間とともにその気持ちが薄れて、また電力が足りなくて実際東京は困った。

関西も節電であり、安全よりも電気が足りない話が盛り上がり、それをどう考えるかが問題で、橋下氏も、松井氏も大阪市・府で市民生活を守るため、しかし前提に安全もあり、原発なしで停電したらどうするかの責任もあり、難しい立場に橋下氏があり、しかし電力会社と政府が情報を持ち一方的に流されて、エネルギー戦略会議で今日も会議があり、リスナーより、原発なしで不足するのか調査してほしいと指摘があり、今日は飯田氏、試算をして、十分足りる(原発なしでOK)、鍵になるのがどれだけ節電できるのか、熱中症になるとかではなく、無駄をなくす、節約にもなり一挙両得で、東京都の環境局長が来て、去年は東京苦しんだが、知恵でしのげたという情報があり、去年は3割カットして仕事に影響なし。

東京の最大の需要家は東京大学であり、ここも3割下げて、工場を止めるとかではなく、みんなが本気になれば10〜20%下げられる、それもおおきな設備なしで行くのです。照明を下げると効果がある(蛍光灯を半分にする)。

 今日の会議では、再稼働なしでOKとなっていると言うことです。しかし政府と関電は足りないと遮二無二に再稼働に進んでおり、平野さんどうするかについて、株主総会では機関投資家に阻まれてアウトであり、その辺の戦略はどうするか質問があり、また8条件に時間がかかることについて質問もあり、古賀さん、市民も迷っている。

安全性は不安だが、電力が足りるかみんな不安(政府が足りないと言うので)であり、客観的な事実を積み上げて、政府の出さない情報を市民に出して、それで市民が足りるとなると、政府は真剣に考えないといけなくなるものなのです。市民に電気が足りることを示す(民主党の進め方はめちゃくちゃだが、夏が近づくとみんな不安で、これが民主党と電力会社のねらい目、中小企業の人は停電になると大変である)必要があり、市民が原発なしでやってみようとなる自信につながるまでやるしかないのです。

 しかし、平野さん、政府は国民を見ていない、遮二無二やっている。関電は大飯だけでなく11基全部動かして、オール電化を売りたいとしている。力でねじ伏せる可能性もあるが、政府は、本気で足りないと思い込んでおり、足りない情報は電力会社、官僚がいれている。電力会社の情報を官僚が整理して政治家に入れて、足りないとする作業を経産省でやっており、なかなか太刀打ちできない。だから、専門家の知恵を入れて、出来るとしつこく言っていくしかないのです。

 古賀さん、エネルギー対策について考えており、リスナーより、古賀さんぶれない人と思うが、橋下氏のブレーンとなり、橋下氏、発信力は強烈だが、話が変わっていくのに違和感はないか質問があり、橋下氏、8条件を出して、国も官僚も無視せよ、総選挙で判断と言い、全て選挙に持って行くとしており、この点、古賀さん、自分たちに原発を止める権限がなく、大阪府の同意も条件ではなく、それで、近いうちに選挙があり、民主党も、国民の声を無視したら選挙でやられると言うことしか止める手立てはないと言うことなのです。

 8つの条件、提案になり、平野さん、使用済み核燃料の処理、これが解決したら原発問題の解決になり、むちゃくちゃハードルは高いことと言われて、しかし、古賀さん、ためる場所もなく、再処理して核燃料サイクルプルトニウムを作るのは破綻し、根本から見直してほしい。乾式貯蔵もあり(海外でも実例あり)、見通しが付くのです。

 古賀さん、橋下氏の発言、再稼働を認めないとしているのに、何が何でも認めないと言うわけではないとなり、この点、説明の方法論が駄目と言っており、安全を政治が判断するのがおかしい。最後は民意であり、本当のことを伝えて、8条件出来ていないと動かすべきでないとして、しかし政府は全部うまく行っているとしている。工程表で出来ていない=安全ではないものがある、これを認めて、電力が足りるのか検証して、住民に完全に安全ではないとして、目をつぶっても夏だけ動かす、しかし怖いとの選択肢もある。国民の選択肢を示して、どうするか、政治家は民意を踏まえてどうするか、それを含めて民意を問いたいのです。

 維新の会、政権を取ったら脱原発になるわけであり、究極的には原発を止める。基本的には止める。それをやると被害が出るなら、それを検証して、どうしても足りないものを、選択肢を示して、政治家としてこの道を取りたいとするのです。

 古賀さん、選挙まで橋下氏と行動を共にするかについて、日本を変えられるかと言う人をサポートしたい。今も大阪にいるのではなく、橋下氏以外の人も支援している。自分は維新の会ではない、いい政策のためにやっており、自民・みんなの党ともやっている。本当に政策をやってくれる人の手伝いをしているのです。

 今日は古賀さんのお話をお伝えいたしました。明日は小出先生と澤田さんのお話パート2をお送りいたします。