昨晩のたね蒔きジャーナル 5/29

5/29(火)

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫の編集長平野幸夫さんの案内で放送されました。水野さん、京都→神戸→大阪と雨に降られたそうです。平野さんも神戸で雨にあったそうです。

 原発のニュース、規制庁設置の法案がやっと審議で、野田総理、新たな組織で防災と言い、野党に協力を求め、修正協議が本格化する模様です。経産省から離し環境省に置くのですが、自民の対案は異なります。

また東電は家庭用電気料金の値上げをする中で、147億円の今年冬のボーナス分が入っているのです。東電は事故以降年収を20%カットしたものの、冬のボーナスは電気代から取るものであり、平野さん、社員が何も痛みを感じず利用者に転嫁するのかと、破綻企業としてあってはならないものと言われ、憤りを感じる。規制庁の法案も再稼動のためのものと順序が逆と言われました。法案を提出し、野党の案を丸呑み、付け焼刃で再稼動を急いでいると、許しがたいと批判がありました。総括原価方式を見直さないといけないのです。

 今日の特集、大阪府市エネルギー戦略会議のこと、先週に続いて、飯田哲也さんのお話がありました。2週間前の水曜以来で、戦略会議も古賀さん、河合さん、飯田さんと出られました。飯田さん、お電話での出演です。

 この2週間の変化、毎日新聞で、原子力委員会、東電の人、推進派が秘密の会議を開き、報告書が前から出されていたことが分かり、委員長の責任にもなるのですが、資料熟読→雑談、その主役が飯田さんの批判で、笑い声が起こり、飯田さん、自分の頭で考えている人はいない。外野でデモをやっている人は怖くない、内野でかき回す飯田さんが怖いとのことなのです。

 飯田さん、産業界の、安全委員会の仕事などを経て、いかに彼らが自分の頭で考えず、傷をなめ合い、突出せずの世界なので、そこを出て、自然エネルギーの世界に行ったのです。

 関電の様子が変わり、停電は起こさないと言い、数字は届かせる努力があり、これが最終試験で,赤点でも、努力の節があり、今日は再試験であり、14.9%足りない→5%足りないとなり、しかしまた14.9%足りないに戻ったのです。関電を褒めたら良かったが、不確実な数字を出して、尻尾をつかまれないように数字を消して出てきており、安定供給できる絵姿も出さず、困った状況になったのです。

 プログラムは節電で、それぞれの節電、西日本の連携など、2500万kwに積みしろがあるのに、またゼロ回答に戻ったのです。4月に、原発ゼロで足りるようにしろとしたのに、後ろで原発官僚が原発なしで足りるようにするなとしている模様で、原発経産省の官僚のあいだでは再稼動を防ぐ要素を排除している模様です。国も関電を再稼動させないと他も動かせない、関電も再稼動しないと経営が危ない、再稼動に一体化しているというのです。リスナーより、原発なしの計画を出さなかった、原発なしで無理なのかという質問があり、政府、国家戦略室と経産省が微妙に異なり、再稼動なしでやる道筋を節電として、法律で縛らず目標でやるものなのに、再稼動なしでやるのは国家戦略室で、しかし野田総理経産省はそれを無視して再稼動に突っ走っているのです。4大臣+前原氏は足りないから動かす、今までの議論を無視したものなのです。

 再稼動は足りないからではなく,関電の経営問題で、それを見ないと国民も関電も不幸になる。強引に動かしても、論理は破綻し、関電に経営問題が出てくる(大飯を動かしても関電の赤字には焼け石に水債務超過になるのが数ヶ月遅くなるだけ)のです。

 戦略会議が歯止めをかけられるかについて、大阪府市、橋下氏、嘉田氏は正当なことをいい、4大臣と前原氏はでたらめ。正当なことを言い続けることが大事。日経の世論調査も反対が過半数で、正論を言い、自爆政権であり、どういう次の球を投げるか、経産省の官僚に乗り再稼動するかについて、数年後、関電の経営問題があり、再稼動しても原発は行き詰る(使用済みプールが満杯)。全員の納得できる球を投げる、1,2年のモラトリアム、再稼動の前に立ち止まり、2年間凍結、その間に安全対策をやり直し、電気料金、燃料費の解決をするわけで、2年間再稼動せず、電力会社の生き残る方法を考える(今は電力会社、倒産へ暴走)。2年再稼動せず、燃料を国が面倒見て、国民、需要家の納得できるものになるかを見るのです。

 安全な原発は出来るかについて、飯田さん、冷却期間を置き、電力会社が破綻に向かうのを止め、冷却期間を持たないと、破綻。

 リスナーより、見えなかった事実が見えるとあり、橋下氏、期限的に原発稼動を言ったこと、選挙の人気取りで反原発と言ったのではという指摘もあり、飯田さん、橋下氏が本質を分かったのは、核廃棄物の問題、いずれ無くさないといけないとなり、時間的なプロセスもあり、今止めて永遠に動かないとベスト。だが、一方で原発を一定使い無くすのも方法で、再稼動8条件があり、今のようなデタラメな安全基準で再稼動はダメなのです。100km圏のことを国が飲むかと平野さん言われて、橋下氏の言う期限付き再稼動は、安全性に成立しておらず、前原氏、野田氏は足りないから動かすと言い(枝野氏は弁護士だからストレートには言わない)、なら夏の間だけでいい、その間地震が起きなければラッキーとなる。ギリギリでくせ玉を投げたわけで、政治的なボールなのです。

 戦略会議が橋下氏に都合よく使われているのではないかとリスナーより指摘があり、しかし戦略会議がないと、3・11の後に再稼動されていたのです。政府の再稼動の暴走は止めにくいところにあり、関電の副社長も近く決断と、手ごたえを持っている模様で、関係者は何かあり、平野さんは期限付き再稼動は危ないと言われました。いつ何が起こるかわからないからです。

 飯田さん、今後も戦略会議の報告をされます。

 今週の戦略会議の模様をお知らせいたしました。