ポレポレ坐お神楽ナイト

第4回目の「お神楽ナイト」
今回は山口県の「三作(みつくり)神楽」と「行波の神舞(ゆかばのかんまい)」のふたつを見てもらう。
ポレポレタイムス社製作の映画『祝(ほうり)の島』がちょうど上映されていて、祝島にも神舞があるのでこのチョイスになる。

で、10日ほど前に監督の纐纈あやさんから神舞の映像データを預かっていたのだが、同じQuickTimeでもMPEG2のようで僕のPCのスペックでは再生できず、結局10分ほどをDVDに焼いてもらうことになった。

「お神楽ナイト」を始める前に「本川神楽」の映像を流す。本橋成一さんの新刊の写真集『昭和藝能東西』に40年前くらいの写真が載っているので、その35年くらい後のビデオを見てもらうことになるわけだ。
写真集では派手なシャツにネクタイをした10代の青年が、ビデオの中ではもう中心メンバーとなって、太鼓を叩き、神歌を歌っている。本橋さんにも見てもらいたかったが、この日はお留守。
お客さんに写真集を見せて「この青年があの、ビデオで太鼓叩いているおじさんですよ」と。カフェのスタッフに一番受けてた(笑)。

それから秋田で買った茶豆の枝豆を茹でて持っていき、ビールにつけて出してもらった。

そしてビデオジョッキーだが、やはり二つの神楽を一度に紹介するのは時間が足りなくてむずかしい。途中早送りをしながらなんとか2時間に収め、祝島の神舞を見てもらう。というか僕も半分は初めて見るシーンだ。
比較するといろいろ興味深いが、やはり海の神楽は情報の行き交う量が多いので、いろいろ新しい要素が重なっているようだ。

最後に二曲ほど太鼓叩いて歌って、2時間半で終了。そのあといろいろ質疑応答もあり、片付けたら結局11時に。

名古屋からちょうど出張できていた海外移住旅行社の稲垣さんとごきんじょの太郎君と、いつもの「教えたくない店」の蕎麦屋で打ち上げ。オーダーストップ間際に入ったのでさっさと切り上げるつもりが、ここの若おかみがブラジル留学経験者で、稲垣さんとコアなブラジルネタで盛り上がる。ポルトガル語で会話したりして(笑)。予想外の展開で夜は更けたのでありました。

写真はこの店のお通しで出た「ホタテとグレープフルーツの酢の物」。右は「お通しのお酒」。いいでしょう。でも教えない(笑)。