晋州仮面劇フェスティバル

朝食は去年と同じ「エナ食堂」。ここは汁ものがメインだが、お母さんは日本人向けに辛くない副菜をいろいろ作ってくれる。それでも唐辛子ゼロのメニューは一つ二つくらいなので、慣れない人には辛く感じたようだ。でも、これはしょうがない。韓国だからね。

この日は出番は夜なので余裕があるが、観光に行くほどの余裕もなし。
というわけで、午前中は買い物の下見にスーパーの「Eマート」へ。僕は買うものはもう決まっているので下見ではなく、この日が本番。サムジャンに各種スープの素、ピンデトクの粉を買う。韓国でもオーガニックへの流れは強く、日本以上かも。多彩な品揃えのオーガニックコーナーを見ていたらチヂミの粉があったので、我慢できずカゴに入れた。重くなるのに…。

昼食は中国から来た「巫儺」のグループと一緒の歓迎会。いつも中国からは20人以上来る。上海の隣の県からのようだけど交通費が安いのかなあ。たぶん日本と同じ予算なんだろうけどレートも違うし。

この昼食ははじめて入ったタイプのバイキングスタイルのレストランで、韓国料理の他に中華もあるし、寿司もあるし、ピザやスイーツもあって、コックさんが目の前でどんどん料理を作ってる。このスケールのビュッフェは日本にはないんじゃいだろうか。僕は外食をほとんどしないけど、あったらきっとテレビで紹介されるはずだ。いろんな分野でどんどん韓国に追い抜かされてる気がする。

食べるのは団体用個室で、落ち着いて食べられたが、なにしろ種類が多いから何を食べて良いか迷ってしまう。結局三皿に汁もの二つくらいだったかな。

夕方公演会場へ行って、舞台作りの確認。ここの大道具担当のハンさんは仮面を作るアーティストなのだが、このフェスでは大工さんみたいになんでも作る。
我々も榊を立てる台をそのへんに転がってる材木を使って作る。農林業の人たちだから、こちらも手早い。

夕食はいつものコムタンの店。もう何年ここのコムタンを食べたことになるのかな。
そしてこの夜は30分の顔見せみたいな公演なので「舞い入れ」の雰囲気にすることにする。僕もシンポジウムパネリストとして同行している高見乾司さんの面を着けて、舞い入れメンバーに。見よう見まねで舞いながら舞台に出て座り、メインの「舞鬼神」を見る。写真の赤いタオルを頭に巻いているのがアタシであります。


ちょっと時間が短かったが、最初の公演を無事終わらせ、宿へ。また部屋のみ。この夜はもうみんなマッコリを買ってきていた。