神楽ビデオジョッキー

4月後半と告知が前後してしまいましたが、二ヶ所が急に決まりました。
一つ目は、先日の「まんまるの木」と同様、小塚秀忠さんの個展のイベントとしてやります。

小塚 秀忠 素描展 「神楽を描く」
日時:2010年3月30日(火)〜4月13日(火)
    11:00〜20:00(月・木・10日は休み)
場所:シーマ・シーマカフェ
    世田谷区赤堤3-3-15 1F
    TEL.03−3327−2143
    http://www.seema-seema.com/

「神楽ビデオジョッキー」
日時:4月11日(日) 14:00〜18:00
簡単な飲食が付いた懇親会っぽい雰囲気で会費は500円。
VJご祝儀は投げ銭でお願いします。

二つ目は、三回目になる東中野「ポレポレ坐」で。
太鼓叩いて「ナマったリズム」の解説をします。
神歌や神楽系オリジナルのライブもします。

ビデオジョッキー & ライブ
『三上敏視のお神楽ナイト vol.3 <「宮崎・米良地方の神楽>』

4月15日(木) @Space & Cafe ポレポレ坐
18:30open 19:30start 2000円+1ドリンクオーダー
予約 : 03-3227-1405 / event@polepoletimes.jp (ポレポレタイムス社)
中野区東中野 4-4-1ポレポレ坐ビル1F

「宮崎県は、今でも300以上の神楽が伝えられている神楽の宝庫である。
県内全域で行われているため、地域的には高千穂系、椎葉系、諸塚系、米良系、延岡系、日南系、霧島系などと便宜上分けられている。
今回紹介する米良地方の神楽は、国指定の重要無形民俗文化財になっている「銀鏡(しろみ)神楽」神楽をはじめとして、米良山系の集落に伝えられているもので、宮崎の研究家・山口保明氏の分類では、生活文化圏的な分け方をすると「稲作畑作神楽(平地神楽)圏」に対応する「焼畑狩猟神楽(山地神楽)圏」になる。
縄文文化、古代文化、中世文化、近世文化が重層的に織り込まれているという印象を持つ焼畑狩猟文化系の神楽は、日本の古い祭りの姿を現在に残しているものであるが、また、戦後の林業の繁栄により、一時とても豊かになった故に今もかろうじて残っているという側面も持つ。
これらの神楽には、先人が長きにわたって培ってきた「おおらかで闊達な信仰文化」が色濃く残っていて、生命力あふれ、楽しい祭りだが、これを後世に伝えていくためには、現実的には日本の産業構造、社会構造の変化が必要であるし、そのためには私たちの「この列島での生き方」を考えていかなければならないだろう。
神楽を知り、考えることは、私たちを知り、考えることなのである。」

写真撮影・高見乾司