@四谷ひろば

体育館を使って「くくのち学舎」が初めての試みであるふゆまつりをおこなった。

ブース/出展参加が。
としかつ父ちゃんの庄もない米(山形のお米販売)
くくのち学舎恩方畑チーム(大豆、お菓子、飲み物の販売)
カラコル(新しい山伏活動)
芸術人類学研究所(IAA)
鼓童文化財団(佐渡島小木町の伝統技術の紹介と販売)
気流舎(古書販売、チャイ)
富山県南砺市有志:米菓子、”土徳”の紹介
ソラノネ食堂(滋賀県高島市の竈レストラン)
CCAA(NPO市民の芸術活動推進委員会)
映画「ミツバチの羽音と地球の回転」制作プロジェクト
日本熊森協会関東支部
泰山堂(九谷焼)
馬喰町Art+Eat(スープとパン) 
涼音堂茶舖+鳴子温泉でっぺクラブ好日館 
など、多彩で、
ステージエリアでも、発表やトーク映像上映、ライブなどいろいろあり、
物々交換/沈黙交易のワークショップという珍しい試みもあった。

僕は神歌を歌うということで、10時前に現場到着。10時40分から最初の出番だったが、さすがにまだお客さんは少ない。2番目が1時25分になったが、このあたりでやっと人が増えてきた。ほんとう二回は別の内容にするつもりだったが、一回目はほとんど関係者しかいなかったので同じことをした。今回は「shimotsuki」という、遠山霜月祭りのことを歌った歌を遠山の各地の祭りの映像を編集したカラオケビデオを使って歌うやり方を初披露。これはYouTubeに上げたもののカラオケ版である。
http://www.youtube.com/my_videos?gl=JP&hl=ja

さすがに、このあたり興味のあるお客さんが多かったので評判もまずまず。ファンになってくれた人もいたし、僕と同じ方向を目指している若いミュージシャンにも出会えて、収穫は多かった。
本も7部全部売れたしね。

そして4時過ぎにブース関係は終了して、山形から来た舞踏家、森繁哉さんの公演へ。
これが良かった。
まず「南山座」という家族技芸団による「大道曲芸披露」。
どんなことをするのかと、興味津々だったのだが、これが森繁哉さんの家族を中心にした見せ物で、中世以来の日本芸能の始まりを現代に蘇らせようと、創作したもので「絵描き巫女」「しし舞い口上」「さるまわし」「親子おに」「やっこ(飴売り、はら芸)」「竹人形」など、素朴で楽しい芸能を見せてくれた。衣装が中世っぽいところが効果的で、音楽が近代のもの、というのはいかにも舞踏っぽい。幕に書かれた「芸能舞踏」という謳い方も実によくやりたいことを表している。


この楽しく賢い芸能は刺激的だった。しかし、芸能団の基本である幼子を使うというのもニクいというかズルいというか、こりゃ僕の今年のベストだな。
それに続く森繁哉+阿部利勝の東北舞踏家コンビによる「踊る農業・ダンス披露」は農業の始まりと芸能の始まりを踊る芸能舞踏の数々ということで、これも素晴らしかった。

そして近くの韓国料理店で宴会。森さんとは店の反対側だったので話は出来なかったが、そのうちファンレターを送ろうかな。