伊勢大神楽

近江を回檀中の伊勢大神楽加藤菊太夫組を訪ねる。去年一緒に晋州仮面劇フェスティバルに行った人たちだが、今年の9月にソウルで行われる「伝統演戯祝祭」というイベントにまた招かれているのでその打ち合わせである。
突然雨が降り出し、雷大雨洪水警報が出た夕方、近江八幡から近江鉄道八日市へ。去年も訪ねた菊太夫組の近江の拠点に着いたら湖西の回檀から帰った弥三郎くんが曲芸の練習をしていた。

「親方が待ってますよー」ということでさっそく中へ。
5時過ぎに着いたのだが、早くも夕食の支度が出来上がるところ、6時には食事しながらの打ち合わせに。一年ぶりに会ったメンバーはみんな元気そう。
酒を勧められ、ご飯を勧められ、いろいろ勧められ、慌てて食べる。芸人の食事は速いのである。
そして伊勢大神楽は寝るのも早い。9時には電気消したかしら。

翌朝5時半には起きて朝食。6時にはもう着物着て袴を履いて準備して、6時半には車で出発。
この日も湖西に行くということで便乗させてもらって、途中の野洲町三上で降ろしてもらう。
ここは三上山の麓。国宝の本殿がある御上神社に早朝参拝である。
http://www.mikami-jinja.jp/
ここは本殿の前に壁のない、柱だけの拝殿があって、なんか南国の雰囲気もあっていい。
ここで奉納演奏をしてみたいものだ。


僕の名字の三上はずっと昔から三上だったのかどうかは定かではない。
でも、名字辞典などを見るとこの三上山の御上神社がその出自だそうだ。
http://www.myj7000.jp-biz.net/clan/02/021/02139.htm

だもんで、ここには全国の「三上さん」が参拝に来ていて、僕もだいぶ前に初めて参拝に来た。
そしてここには「芝原式」という古い祭りがあって、それも見に来た。
猿田彦が出てきて「鼻くそを飛ばすような仕草(笑)」をするのである。
よくわかんないけど中世の雰囲気の残る祭りだ。

で、その後「三上会」なるものが出来て、僕も発足時からの会員である。
これを読んだ三上さんがいたら仲間に入りませんか?