下北沢演芸祭

micabox2008-02-14

のプログラムとして行われた「寒空はだかカラフルロスタイムショーDelux」が無事終了。
細野さんと志の輔さんをスペシャルゲストに迎えて、チケットはソールドアウトで大いに盛り上がった。

緞帳が上がると共に、お揃いの赤のジャケットに身を包んだ今野英明と東京ランデブーに僕が加わったバンドでのインストでショーはスタート。続く「abadaba honeymoon」では寒空はだかと高遠彩子が舞台両袖から歌いながら登場、振りつけ付きのデュエットで一気に盛り上がる。

そしてバンドがハケ寒空はだかスタンダップコミック。これまでに練り込んできたネタを中心に新鮮さも加えてうけるうける。
次に出てくるゲストの一人目、立川志の輔を呼び込む時にちょっとしたコントを挟み込んで細野さんが早々と登場。総合プロデューサーの春風亭昇太も自転車に乗って舞台を横切る。

コントの後が公開高座セット。スタッフがせっせと高座の準備をしている時間に清水宏の「名古屋のおばちゃん」が登場。出演者リストにないサプライズゲストの登場に場内騒然。そしておばちゃん、あおるあおる。
「志のさんをキャーキャー大騒ぎで迎えて困らせてやれ」という狂気のアジテーションにお客さんものっかるのっかる。
結局志の輔師匠が出たとき、場内は大騒ぎ。志のさんも手を叩き、ジャンプをしてそれに応え、いったんそでに引っ込んでから、あらためて「いつものように」高座へ上がる。さすがである。

ホットホットな場内はいつもの「志の輔らくご」とは正反対の雰囲気なのだが、師匠はこの空気を上手く利用して歌まで歌うマクラから、ひとかけらの無理もなくネタへと入っていった。まさに名人芸である。袖で見ていた関係者も驚くやら感動するやら。

そして中入りをはさんで第2部へ。寒空はだかが新曲「カヤバコーヒーの唄」を今野英明と東京ランデブーをバックに歌った後は、バンドの持ち歌タイム。トリローソングなどを三曲演奏する。そしてそこにMICABOXと高遠彩子が加わって「ひねもす」を生演奏で歌う。そしてバンドがハケて二人で「風をあつめて」を演奏。ここまでステージのパフォーマーがオーバーラップしながら変化していくというやり方が続いていたので「風をあつめて」の演奏のエンディングで細野さんに登場してもらい、ちょっとコミックバンドっぽい終わり方をやってみた。

細野さんがそのまま座ってMICABOXのレパートリーとしての「ハニームーン」にギターで参加してもらう。ところどころ細野さんが一緒に歌ってくれる雰囲気がとても良かった。感動的。そしてまたランデブーが登場してきて「ピストルパッキンママ」「蝶々さん」「ポンポン蒸気」を細野さんが歌う。「ハニームーン」も「蝶々さん」も21世紀に入って初めて歌ったんじゃないだろうか。札幌のバンドQUOTATIONSのライブゲストで歌ってくれた以来かもしれない。
「ハニームーン」は最初、ギターの弾き方忘れたということでリハでは僕もギターを弾いていたのだが、ちょっとやっているうちに「思い出してきたから三上君、パーカッションやって」ということに。信じられませんよお。

そして志の輔師匠や昇太師匠、名古屋のおばちゃんも加わった全員でのフィナーレの一曲目「幸せハッピー」へ。この曲は途中で「歓喜の歌」「ハッピーバースデー」をはさんだのだが、これは翌日が志のさんの誕生日ということでのシークレットアレンジ。志のさんビックリしながらも喜んでくれた。花束贈呈はなんと高田文夫先生である。ドッカーン!!
フィナーレ2曲目の「僕は特急の機関士で」でショーは幕を下ろす。
アンコールははだか君のソロで「東京タワーの歌」。

お客さんも大喜びの様子でスペシャル版のショーは終了した。

終わった後の志の輔さん、とっても嬉しそうだったのが印象的で、それを見る昇太君もまた嬉しそうだったな。そしてプロデューサーのざぶとん亭馬場さんがシアワセいっぱいの顔をしていたのは言うまでもない。

いい夜だった。