@六本木スーパーデラックス

micabox2007-09-23

六回目の寒空はだかカラフルロスタイムショーも無事終了。
今回のオープニングアクトでははだか君みたいな黒めがねをかけるのをやめた。

最初ははだか君より前に出てくるナゾのミュージシャンみたいな設定で、「東京タワーの歌」やを昭和歌謡をアレンジして歌っていたのだが、だんだんシャレでもなくなってきたし、今回はMICABOXのレパートリーである「風をあつめて」もやることになったので、「仮装」はやめてみたのである。

さて、今回のゲストは清水ミチコに新譜「タルホロジー」が出たばかりのあがた森魚というとても豪華組み合わせ。
お客さんは大満足の様子だったし、その内容もカラフルロスタイムショーならではの不思議な緊張感とリラックスが絡み合った味わい深いものだった。

このショーはお笑いと音楽の二本立てライブなのだが、その出演者はみんな独自の世界を持つくせ者ばかり。そしてお客さんもどちらかの出演者がお目当てだが、もうひとつも楽しみにすることが出来るという懐の広いお客さん。どんなステージを見せてくれるのだろうか、と期待していてくれる。
だから「ほとんどのお客さんが自分のファン」という普通のライブとは状況が違うわけで、その真剣さと反応の良さに出演者は緊張し、触発され、「聞いて笑って楽しんで」という単純なショーでは済まない、特別な時空が生まれてしまうのである。「寄席の良さと独演会の良さ」「ソロライブの良さとフェスティバルの良さ」のいいとこ取りなのである。

出演した音楽ゲストがみんな言う「客質の良さ」は、このショーが作り上げた一番の財産であるな。
ショーの報告は以下を。
http://www.zabutontei.com/

なるべく多くのミュージシャン、芸人にこの時空を味わってもらいたいものである。